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起終点駅 ターミナル の映画のネタバレと感想

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桜木紫乃の短編小説を本田翼と佐藤浩市で映画になっている。

何がいいって佐藤浩市の作るご飯がいい!

心が弱っている時、是非お勧めしたい。

起終点駅 ターミナルの3行あらすじとネタバレ

注意※三行で結末まで書いてます。

北海道釧路市の端で国選弁護士をしているおじさん。かつてはエリート裁判官だったけど愛人を死なせてしまい離婚して細々とずっと釧路に居る。ある日家族にも見捨てられた少女が弁護を頼み、おじさんに絡みついてきて丁寧な生活を教わる。少女の家族は亡くなっており北海道を出ると決めた少女を後押しし、自分もそれまで会わなかった息子の結婚式に出るのでした。

起終点駅 ターミナルの映画のネタバレと感想

鷲田(佐藤浩市)は国選弁護士だけを引き受けて、最低限の生活をしながらできるだけ誰にも関わらないように生きているおじさんです。

しかしその分、自分の生活は丁寧にしようと思い空いた時間に自分のために手料理を作って食べています。

鷲田はもとバリバリの裁判官でしたが、愛する愛人が死んでしまった事から自分から前線から外れていました。

もとは東京に住んでいましたが、たまたま25年前に旭川の裁判所に移動になり単身赴任になったことで鷲田の人生がガラッと変わりました。

ある日、覚せい剤の裁判をしたときの被告人が鷲田の学生時代の彼女、冴子だったのでした。学生当時、学生運動まっさかりだった二人は付き合い、鷲田は弁護士になるために勉強していました。その鷲田を支えたのが冴子で、冴子は水商売をして鷲田をひたすら支えていましたが、冴子は鷲田が司法試験に合格した時に突然姿を消していたのでした。

鷲田は冴子に執行猶予を付けました。

そして職権乱用ですが、冴子の経営しているスナックに通いつめ、関係を復活させます。その時、鷲田の息子は二歳でした。

旭川での生活は二年と決まっており、任期満了が近づいたある日、冴子にある告白をします。

鷲田はこのまま北海道で小さな弁護士事務所を開いて冴子と暮らしていこうと提案したのでした。もちろん妻子とは離婚して。

冴子と鷲田は決意し、旅立ちの日、冴子が笑って鷲田の目の前で電車に飛び込みます。鷲田は二度も冴子を失ったのでした。

それからはずっと釧路で国選弁護だけを引き受けて他人を寄せ付けない暮らしをしていました。養育費はきちんと送り、自分は最低限の生活をしています。

借家に住み、隣のおじいさんはちょっと(かなり)ボケ気味ですがのどかな暮らしでした。

ある日敦子という前に国選弁護をした少女が家に訪ねてきました。彼女もまた覚せい剤でした。

敦子は鷲田にとある人を探して欲しいと懇願します。しかしあっさりと断る鷲田。そこで敦子が倒れてしまい、鷲田が病院に連れて行くも”保険証がない”敦子。しょうがなく鷲田が実費で病院に連れて行き、泊まらせて帰ります。

それからというもの身寄りのない敦子は鷲田の家でザンギを含め、ご飯を食べさせてもらったり、スナックの客に貰ったいくらを持って行ったりします。ようはおじさんに懐いたという感じ。

奇妙な関係ですが敦子と鷲田はぎこちなく関係を続けて、心を溶かしていきます。

そして敦子の人探しを手伝うようになりました。

・・・敦子は自分の家族を探していたのです。車でなければいけない場所だったので、鷲田に頼んでいたのです。

車で実家があったところに連れて行き、敦子が家に入るとそこは誰も居ない空き家になっていました。家の中には位牌があり家族が同じ日に亡くなっていたことを知ります。敦子が出て行って何年か後の日付になっていました。

敦子は兄ができちゃった婚して家に入ってきてから居場所がなくなり、中卒で飛び出したままでした。

そして敦子のもう一人の訪ね人である、覚せい剤の原因となった敦子の元彼氏を探します。敦子の家の納屋に居ました。元彼氏は当然チンピラで、今は覚せい剤の影響で生死をさまよっていました。

敦子は頼むから死んでくれ。と彼氏に言い、鷲田は生きているだけでいいんだ。と諭します。鷲田が言うと重みがあるわー。

元彼を警察に渡し、敦子は証言台に立ちます。敦子はそこでハッキリとすべてを捨てて新しい生活を送ることを宣言します。

鷲田に駅に連れて行ってもらう時、抱きついて「またここに帰ってきていいか」と尋ねますが、鷲田は暗い過去しかない釧路には「二度と帰って来るな」といい、前に褒めてくれたザンギの作り方のメモを渡して「誰かのために作ってやれ」と言いました。

敦子は涙を呑んで電車に乗り込みました。

一方で鷲田もまた家族への養育費をずっと払い込んでおりました。裁判所では裁判官であり、東京で同級生だった男が息子の事を話してくれました。

息子はものすごく賢かったものの、司法試験に一回落ちただけで弁護士への道を諦めていました。もう一度受けるという選択肢はなかったのでした。

そして息子が結婚することを知ります。

その後、家の電話が鳴ります。鷲田が慌てて出ると息子からの電話で、結婚式の出欠の手紙を送ったが返事が来ないので電話したと言いました。

・・・手紙は隣のボケたじいさんの仕業でした(笑)

そして慌てて鷲田は電車に乗り込みます。

あの時敦子と作ったいくらの瓶を持って息子に食べてもらおうと走り出します。

人生の終着駅と思っていた釧路駅が人生の再スタート地点になりました!

おしまい!

なんていうか耐えてた時間がパーッと明るくなるような映画だった。

そして丁寧に作るご飯は、とても印象的でありコツコツと新聞なんかのレシピを切り抜いて作ってるのがとてもリアリティがあってよかった。

佐藤浩市がいい味を出していた。

まったり度星四つ! ★★★★☆

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