何も考えず見れる 衝撃的 食べる

食堂かたつむり の映画、小説のネタバレと感想

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誰でも好きな食べる系の話は最近加速していますが、元祖的なものとして食堂かたつむりがあります。

今でこそ、深夜食堂やきのう何たべた?などありますが、食の合間に軽いストーリーが組み込まれていてどこからでも見れるのがいい。それに食+ストーリーというお得感も組み合わさっているのがいい。

しかし食堂かたつむりは、「ブタがいた教室」という育てて食べる系で食べることを意識させてくれるトリプルお得感&ほっこりなのです。

食堂かたつむりの3行あらすじとネタバレ

注意※三行で結末まで書いてます。

シングルマザーの母が嫌いで家を飛び出して、祖母の作る料理に憧れて店を持つ夢を目指します。インド人と二人で夢を叶えようと同棲していたもののインド人は家の物とお金をすべて持って逃げます。ショックで声を失って実家に帰り食堂を開き人々を幸せにしますが母がガンで亡くなることになり、母の結婚パーティで母の飼っていた豚のエルメスをみずからさばくことになります。

映画に出てくる料理はなんと柴咲コウがすべて作っています。

柴咲コウ自体が料理上手で有名ですもんね。おせちとかも作れるんですよ。

もし柴咲コウが作ってくれるなら、出てくる料理は全て食べつくしたい。

食堂かたつむりの映画のネタバレと感想

ある街で倫子(柴咲コウ)は未婚のまま自分を生んだ母と暮らしています。

母は家の近くに、スナックアムールを開いて倫子を育ててきました。

小さなころから倫子は母が大嫌いです。母の母である祖母の事が大好きで、祖母の家に逃げて料理を教えてもらっていました。

そして自分もいつか料理を作る人になり、お店を開くのが夢でした。

祖母が亡くなる時に祖母のぬか床を受け継いで育てています。

倫子が家を出ていく時にぬか床も一緒に連れて行きました。倫子は大人になり、店を出すために一生懸命にアルバイトをしています。

そしてインド人と知り合って付き合いだし、同棲していましたがある日インド人が家財道具と金を持って逃げてしまいました。

残ったのは祖母のぬか床だけです。

あまりのショックで倫子は声が出なくなってしまいます。

これではバイトも続けられず、金もない、家財道具もないという事で大嫌いな母の元に帰ることにしました。

久しぶりに見る母は変わりはなく、新しい事と言えばブタをエルメスと名付けてペットにしていました。

母はお高いパンを食べさせて育てているエルメスの世話を倫子に命じて、家に居候させることを承諾します。

倫子は実家を片付けて、倉庫を改造して家で店を開くことにしました。

隣に住むおじさんに手伝ってもらい、店は完成します。

倫子は話せないことから、一日一組限定の食堂かたつむりを開きました。食べたい物を伝えておくと出してもらえるスタイルです。

最初のお客さんは隣のおじさんです。

おじさんにザクロカレーを作って出しました。

おじさんはカレーを食べながら、出て行った娘と妻の事を思い出します。しかしおじさんはどうにもできないので泣きながら食べるのでした。

その後、なんとおじさんの元妻から連絡があり、喜んだおじさんは「倫子の料理を食べると幸せになれる」という噂を広げました。

次に高校生の片思いカップルが来てスープを出すと一気に両想いになります。

倫子の作る料理を食べると幸せになれるという噂は本当だった!とたちまち評判になり、予約が殺到しだします。

ある日噂を聞きつけた同級生と友達たちがやってきてフルーツサンドを出しましたが、同級生はいやがらせをしにきていて、フルーツサンドに虫を乗せて騒ぎ出します。

一気に倫子の店は閑古鳥が鳴き、倫子は絶対に虫は入ってない(乗せてない)と思うのに言い訳ができないのがもどかしくてしょうがありませんでした。

また倫子は暇な日々を過ごします。

隣のおじさんはそんな倫子を見て、いつも喪服を着ているおばあさんを連れてきました。

おばあさんはずっと妾をしていて、愛する人が亡くなってからはずっと喪服で喪に服して過ごしてきたけど、倫子の料理で前を向いて幸せになることをがんばることにしました。

おばあさんに出したメニューは

林檎のぬか漬け・サムゲタンスープ・牡蠣と甘鯛のカルパッチョ・カラスミのリゾット・子羊のロースト・マスカルポーネのティラミスとバニラアイス

のコース料理です。

徐々にまた倫子の店は予約が入りだします。同級生も謝りに来てくれました。単なる店が流行っていることへの嫉妬でした。(なぜそんなことをするのだ!)

そんなある日の事、嫌いな母に「自分はもうガンで長くない」と告白されます。

そして今、自分を診察してくれている人が自分の高校時代の初恋の相手修一であることを倫子に言い、修一と結婚することも告白します。母は残りの人生を幸せに過ごしたいのでした。

倫子は動揺するものの、母のために結婚式で料理を作ることにしました。

しかし母からの注文は「エルメス」を食べたい。ということです。

これまた動揺したものの、エルメスをさばくことにします。エルメスはけたたましい叫び声を上げて食料へと変化し、倫子は食べられない目玉と骨以外は全部料理にして出すことがエルメスへの愛だと思い、すべてを料理やソーセージに替えてしまいました。

母は結婚式で倫子の料理に大満足でした。

それからしばらくして母は亡くなりました。

倫子に手紙を残しており、倫子への感謝の気持ちと、倫子の父については天国でのお楽しみにしておけといった内容でした。

やり切った倫子もしばらくは食堂かたつむりを閉めて茫然としていましたが、ある日、庭に鳩が死んでいるのを見つけて、自分のために鳩を調理しました。

そこで倫子は「おいしい。」と声が出ます。

倫子は今日も食堂かたつむりで人々を幸せにするのでした。

おしまい!

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おなかが空いてしまう度 満点 ★★★★★

どの料理もおいしそうで見てる方も幸せになれる。

人生のアクシデントなんて大抵のことは食で片付けできるんではないだろうか?

しかし倫子の父の謎も、母の気持ちも謎のまんまである。なぞのまま終わっても不思議と消化不良感は少ない映画でした。

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