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斜めから見た 大人の読書感想文

胸糞悪い話 衝撃的

誰も知らない の映画のネタバレと感想

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色々と話題になったので見た人も多いと思うけど、

この映画は巣鴨子供置き去り事件(wiki)が元になっている映画です。

衝撃的な映画だけど長い映画のほとんどを子供目線の生活になっているので、「あー、そうなっちゃうよね。子供だけだと。」となってしまう。

YOUが母親なんだけど、是枝監督が育児して無さそうな感じで決定したというエピソードもまた・・・。

誰も知らない の三行あらすじとネタバレ

注意※三行で結末まで書いてます。

父親の違う4人の子供。出生届も出されておらず、ろくな教育も受けてない子供たち。母は気まぐれに育児するがすぐに新しい男の所に行ってしまう。お金もなく困る子供たちはどうにか生きていくが、幼い妹が死んでしまう。飛行機が好きだった妹を飛行場の近くに埋めて、子供たちは今日もたくましく生きる。

都内の2DKのアパートに母親と長男が引っ越してきます。

しかし大家に挨拶を済ませた後、スーツケースに入った子供が三人連れられてきます。

子供4人のシングルマザーに貸すほど大家もおめでたくありません。母親の作戦通りに長男と二人暮らしということで無事に家を借りられたのです。

そして大家以外にも子供が四人いる事がばれると困るので、家から出るのは長男の明だけということを母は子供たちにきつく命じます。

家族はけい子

長男の明

長女の京子

次女のゆき

次男の茂

です。

子供たちの父親はそれぞれ違い、出世届も出していません。

前に住んでいたアパートも子だくさんという事で追いだされたので、今回は同じ轍を踏まないという気持ちもあったのでしょう。

そしてけい子はドリルを買ってきて、家でさせていました。ドリルさえすれば学校に行かなくてもいいと本気で思っていたのです。

しかし本当は小学校六年の明、五年生?の京子は学校に行きたかったのです。

けい子は百貨店で昼間働き、昼間は明と京子が子供たちを見る係でした。

家族は楽しく過ごすものの、たまに隠れて泣いているけい子の姿を見てしまう明。けい子は何をいまさら悔やんでいるのでしょう?

家事も適当なけい子。ある日酔っぱらって帰ってきます。そして自分の寝室には入るなときつく言っていたのですが、京子に自分のマネキュアを塗ってあげ京子はとても喜びました。

次の日、けい子は子供たちを置いて出ていきました。当面のお金は置いていくものの明だけはけい子が言っていた男の所に行ったのだろうと思いましたが、京子にも他の兄弟にもその事は伏せていました。

明は生活費をどうにかしようとしたものの、置いて行ったお金は家賃と光熱費を払えばほとんどなくなってしまいます。明は子どもたちの父親の元をめぐるものの、あれこれ理由をつけられてわずかなお金しか貰えませんでした。

けい子はたまに現金を持ってくるようになりましたが、お金を置くとすぐに帰ってしまい子供たちは貧乏まっしぐらになります。

お金を持ってきた時に明がけい子に文句を言うも、けい子に「私は幸せになっちゃいけないの?」と言われると何も言えないのでした。

いつしか母の言葉「外に出るな」「クリスマスには帰る」というを信じる子もいなくなりました。

正月が過ぎ、明がけい子の勤め先に電話すると「仕事をすでに辞めている」と言われてしまいます。

次に現金書留が送られてくるようになり、書かれている住所の電話番号を調べて明が電話をかけるとけい子の声で男の苗字を名乗って電話に出るけい子がいました。明はそこでも何も言えなくなって電話を切ってしまいました。

同時に明は同世代の男の子たちと仲良くなりました。

(本当の事件ではこの男の子たちが、妹を殺してしまいます)

明は少しでも普通の子と話したい、仲良くなりたいという思いから、当時あまり普及してなかったテレビゲームを買ってしまいます。兄弟たちの生活費を使って・・・。

友達は明の家に遊びに来ますが、明の家は明らかに普通の家ではありません。そういう雰囲気が友達たちに舐められたのでしょうか。元々学校の友達じゃなかったという事もそうさせたのかも知れませんが、明のお金も尽き、次第に友達も来なくなってしまいました。しかも明の事を臭いだの明の事を悪者にして・・・。

それでも明は初めてできた友達とどう接すればいいのかもわからなかったのです。

明は現金が無くなり、けい子もお金を送ってこず、どうしようもありませんでした。母の幸せを優先するような優しい子です。(しなくていもいいんだけどさ、その辺がわからないんだろう)

まだ働ける年齢でもないし、そもそも戸籍がない。

困っていると京子がそれまで貯めていたお金を出してきました。京子はピアノを買おうとずっと貯めていたお金です。

明はそこでまた兄弟でやって行こうと決意しました。

はっちゃけた四人は外に飛び出して遊んでベランダで家庭菜園を始めます。

そしてついに電気とガス水道が止まってしまいます。長い間お金を払っていなかったからです。

公園の水道で洗濯し、コンビニの廃棄を貰い、公園で体を洗います。

ある日、明は紗希という女子高生と知り合います。

紗希は高校でいじめに合っており、兄弟たちと一緒に過ごすようになります。

お金がない明に変わって紗希はおじさんとカラオケに行って明にお金を渡します。

明は紗希がしてはいけないことをしてお金を稼いできたと思い込み受け取りを拒否します。

それ以来、明は紗希を避けるようになります。

明はけい子の事をもうかばいきれず、いつまでもけい子の事を待っている妹にけい子はもう帰ってこないと言って出て行きます。

グラウンドを眺めていると、急に試合に来れなくなった子がいるから出てくれないかと頼まれ明は初めて野球をします。

少年らしい一瞬を過ごした後、家に帰るとゆきが死んでいました。

椅子から落ちて死んでしまったのです。

明は最後の数十円を持って公衆電話に行き、けい子に電話します。

始めに出たのは男の方で、けい子に変わってもらうまでに電話が切れてしまいました。

明は紗希に連絡し、この間のお金を貸して欲しいと頼みます。

明はお金を借りて、ゆきの好きだったアポロチョコを沢山買い、家に帰るとすれ違いで届いたという現金書留とけい子からの手紙が入っていました。

「みんなをヨロシクネ!頼りにしてるわよ」

と。

明は紗希に手伝ってもらいゆきをスーツケースに入れて羽田空港に向かいます。

飛行機が好きだったゆきのために飛行機が見える場所にゆきを埋めました。

紗希と明は朝方帰り、また明たちの日々は続きます。紗希もできる範囲でまた手伝ってくれるようになりました。

おしまい!

元の事件のwikiも是非読んで欲しい。

何度も言うけど子供が辛い思いするのは見てられない。近くに居たら手を差し伸べることができるかどうかは別として。捨てがたき人々に書いてある児童憲章をこの母親に聞かせてやりたい。

落ちてしまう度満点 ★★★★★

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