事件 胸糞悪い話 衝撃的

家族喰い 尼崎連続変死事件 の感想と思う事

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尼崎事件を追ったルポである。

小野一光著

尼崎の事件は非常にややこしい。流れるように罪を重ねて行っているので非常に

人間関係が複雑なのだ。北九州連続殺人事件よりもかなりグロい。

はじめにこの本を読んだ時には、すでに掲示板やネイバーまとめのwinwinさんを熟読していたため、すんなりと理解できたが何も知らない人が読むと頭がこんがらがってしまってかなり不評だったようです。

しかしこの事件、わかりやすくはできないのである。

到底無理な事件なのである。

流れるように息を吐くように人を陥れていくので、きっと身近に居ても付いて行くのに必死だと思う。

ひとつひとつをちゃんと理解して前に進んでいくしかないのだが、事件の時系列を読み終わった後にはぐったりしてしまうこと間違いない。

一応この本は文庫本になる時に修正加筆を加えてわかりやすくしたそうです。

私が読んだのは文庫本になる前のものです。小野さんの時系列に沿って進んでいきます。

画像引用元:家族喰い 尼崎連続変死事件

この事件の主犯は角田美代子。かなりのばあさんなので、テレビではじめに見た時は

「この人のせいにされているだけで、絶対主犯は別にいる。」

と思ったのを覚えています。

しかし、事件が解明されるまえに角田美代子は刑務所の中で自殺してしまい、真相がわからないままでした。死人に口なしだもんね。

その後ストーカーのように事件を追っていく上に、この本が浮上した(笑)当然すぐに買って熟読した。

角田の犯罪経歴はネットに載っていたものだったが、作者のストーカーのようなルポにより、こんな殺人やれるのは角田しかいない!という確信に変わった。

犯罪経歴は多数あるが、ここでは端折るので詳しくはwikiを見て欲しい。

角田は幼少時代、母と父が離婚して父に付いて行っている。

左官屋の手配師をしていた父の家には代わる代わる男が出入りし、狭い家の中で常に男の目があった。

当然父もオラオラ系で、美代子が問題を起こしても「はいはい」という感じで誰も美代子と向き合おうとはしなかった。

中学時代の恩師が覚えていたが、父親も娘(角田)もどうにもならなかったという。

中学を卒業してプラプラとチンピラのような仕事をしてた美代子に、実の母が「飛田で売春したらええやん。」

と売春を斡旋されて売春しだしたという。

(昔、実録飛田新地も熟読しました。三回通り読んだ。あれは成功したのちに権利を売って自分のしたかったことをするというサクセスストーリーでありかなりの読みごたえがあった。当時はあれが無料で公開されていていいのか!と思ったものだ。)

実の母に言われた時にすでに角田にモラルがあったのか無かったのかは定かではない。だってもう死んでるから角田の気持ち的な面が全くわからない。

そして今度は人に売春させて自分が金を奪うという売春管理する側になり、薬を管理するようになり、オラついたら言う事を聞く人を嗅ぎ分けて家族乗っ取りを繰り広げて行った。

他人だと警察が来るのだが、結婚離婚養子を繰り返し家族を装ったという事もポイントだろう。

家族の事には民事不介入なので警察に行った所でどうにもならなかったという。

中にはトイレに長期間閉じ込められていたというオバサンも。これはトイレの窓。

画像引用元:家族喰い 尼崎連続変死事件

この地域には他人に介入されたくない、弱みを持った人々もいるのでそこに付け込んだというのもあるだろう。

その中で体力のある(強い)若い男を従えて、寝させない(ここは北九州と同じ(笑))食べさせない、怒鳴る、怒る、支配するを繰り返してとにかく金を用意させる。他人が生きようが死のうが関係ない(笑)

事件の全貌は解明されていないが、絶対もっとやっているだろうとみんな思ってると思う。

角田の特徴としてパッと見て関わりたくない人というよりは、

『つけ入る隙がありそうな人には全力ではじめ優しくする。なれなれしくする。昨日会ったのに長年の親友みたいな物言いをする。人との距離感がおかしい人。』

というちょっと違和感の残る人というイメージである。

しかし、角田は自分にメリットの無さそうな人には威嚇する。とにかく大きな声で怒鳴り散らす。掌返しは当たり前。

因縁、クレーム、自分の思うようにならなければ相手をトコトン追い詰めるというチンピラとか、暇でしょうがないのに体力の有り余っている人で規制が利かない人というか、心の規制が効かないというか、そういう人はどこの地域やマンションにも一人くらいはいるだろう。

女、子供にしかオラつけない人というのは対応策として、べた褒めするか通報するかしかない。上手にやっていこうとしても、何かのきっかけてターゲットになってしまいからめとられてしまうとかなり厄介ですよ。

これは体系が整っている人だとただの神経質だが、こういうおかしな人って『デブ』なのが特徴ではないだろうか?自分の管理もできてないのに人の事を言いだす人って大抵、体系管理もずさんな感じ。

デブとはいかないまでも体系が理想的とは言えずにちょっとだらんとしてる。

角田みたいに結婚と離婚を繰り返しているというのもわかりやすいポイントだわな。

隠されてたらわからないけど、異様に結婚と離婚を繰り返す人はなんらあるんだろう。

こういう人たちって

自分の事はさておいて、人に文句をつける

だから自分の言う事を聞きそうな弱い人間をターゲットにするのだ。

やだやだ、普通にかかわりたくない。

こういう人に怒鳴られたら、すぐに警察に相談することである。

後からずっと我慢してたのに・・・!というのは実は世間にも警察にも他人にもあまりにも響かない。

ちょっとやばい人と思ったらすぐさま警察に事実を残しておくことで回避できることもある。

何かあってからでは遅い。

つまり普通の人は、最善の事はしておくべきだ。

まあとにかく角田はサイコっぽいよね。

つまりは心が無いというか。

黒幕が何人かいるらしいけど、しっぽが掴めないって書いてる。

ああ恐ろしや。

のうのうとこの世界で生きているのか。

新しく知り合う人には気を付けないと!

そして最近はサイコパスだけでなくソシオパスというのがあるらしい。

ネットの診断テストしたら異様に高い数値が出てしまって心に引っかかっています。

参考:【反社会的人格障害】こっちもヤバい!「ソシオパス診断」 | MIRRORZ(ミラーズ) 無料の心理テスト・診断・占い

ここでちょっと面白い番組を紹介しておきます。

https://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/tsuiseki/index.html

画像引用元:NHK

未解決の事件に対してNHKが追及してくれています。

よく似た記事:北九州監禁殺人事件の読み物&映画まとめ

解決してくれるのも好きだけど、こういった未解決事件について見て、色々考えるのが好き(笑)

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