当サイトの記事はアフィリエイト広告を利用しています。
原作の梁石日の小説を映画化した時に江口洋介(記者)設定が狂った。
映画は江口洋介がペドフィリア(幼児への異常な愛)だったというオチになっている。
原作はもっと生々しい描写が沢山あり、血と骨の原作者らしい人身売買や幼児売買春に迫った小説になっています。
どちらを先に見るかと言えば映画が先がいいかな?小説はもっと深い話だけど映画にするにはそこまで深くできないから。映画でライトに見て小説で落ちて欲しい(笑)今でこそ子供を育ててブルジョアに臓器を提供みたいな映画沢山あるけど、この映画はそんな話の走りだと思う。
闇の子供たちの3行あらすじとネタバレ
注意※三行で結末まで書いてます。
タイに対して失礼すぎるのでタイでは上映禁止となった(当たり前)。架空の国にしとけばよかったのに・・・。
闇の子供たちの映画のネタバレと感想
南部(江口洋介)はタイに在住している日本の記者です。
常日頃から、スクープを狙っている南部はカメラマン与田(妻夫木聡)と出会い、人身売買のスクープを狙います。
その頃、タイの田舎町で暮すヤイルーン(8歳)が親に売られてバンコクの売春宿に連れてこられます。その後すぐに妹のセンラーも売られてやって来ます。
二人の親はそのお金で冷蔵庫とテレビを買いました。
その頃、音羽恵子(宮崎あおい)はNGOのタイの児童福祉センターに日本からやってきます。正義感だけで生きているような空気の読めないお嬢ちゃんである。
南部は街を周り、臓器売買の話を聞きます。生きたまま臓器を取ってそのまま移すというものでした。提供された人は提供者の事を知らず、医者と仲介業者だけが知っている、金にする。というものでした。
そして「買うのは日本人」と言われ、南部はこの話をスクープにしようと思います。
その頃、恵子はスクール(勉強ができない子に勉強を教える施設)に来なくなったアランヤーを心配して家を訪ねるものの、親には仕事だなんだとはぐらかされアランヤーの行方がわかりません。
南部と恵子は協力することを誓い、二人は情報を共有することにしました。
その頃、ヤイルーンはエイズを移されて弱り切ってしまいます。売春宿の人は使い物にならなくなったヤイルーンをゴミ袋に入れて捨てます。
しかしヤイルーンは目を覚まし、家を目指して歩き始めます。
ヤイルーンは家に着き、家族には家にも入れてもらえず、食べ物も貰えず、そこで死んでしまいました。(他の人にはなんて言っているのだろう?きっとその辺の事情と病気だから家に入れられないのであろうと思う)その後、父親が庭で燃やし、母親は泣き崩れました。
一方アランヤーは売春をさせられてて、客から借りたペンでスクールに手紙を書き恵子の知る事となりました。スクールを経営しているセンターの職員は、ボランティアのゲーオと協力して売春宿に乗り込んだものの、殴られて帰ってきます・・・。
恵子は一旦日本に帰って、日本人がタイの子供を買うのを止めようと思い旅立ちます。南部も闇医者に心臓移植を頼んでいる梶川夫妻を闇のルートで調べ上げて訪問しますが、夫妻は息子を助けるには仕方ない。と言いました。
そして南部は梶川夫妻を紹介した仲介業者を訪ねますが、またもや殴られて帰ります・・・。
福祉センターは警察にアランヤーからの手紙を見せて、職員のレックが掛け合い捜査が始まりますが、レックは何者かに殺されてしまいます。
恵子はゴミ置き場を見張ることにしました。アランヤーを発見し病院に連れて行き、アランヤーは命を救われます。
センターはチラシを作り、少女売春やレックの殺人などを話し合おうとします。
南部は与田に心臓移植される子供が来たときに写真を撮ることを頼み、梶川夫妻の子供も写真に収めることに成功しました。
センラーを心臓移植提供者した売春宿と仲介業者はセンラーには何も伝えずに(今から生きたまま心臓を抜かれることは秘密にして)センラーをきれいにして着飾らせて病院に連れてきました。
南部も与田も写真を撮ることに成功したものの、止めることはできませんでした。
福祉センターではチラシの集会が行われ、その瞬間、今まで味方をしていたゲーオがマフィアのスパイであり集まった警官たちをゲーオたちが撃ち殺していきました。センターは銃撃戦が行われ、恵子は子どもを守ることに必死でした。
そして恵子は南部に日本に帰れと言われます。恵子はタイに居ることを強く望み、タイで戦う事にしました。
その頃、売春宿では警察のがさ入れが入り、日本人の客を含め多くの大人が逮捕され、子供たちは助け出されます。
(子供たちが何をしていたのかは小説にはキッチリと書いています。男の子は性器に注射を打たれて強制的に立たせて、調子に乗った女性客に何本も打たれて死んでしまったり、女子はお察しで色々なことをさせられます。もちろんゴムは無しだ!)
その時、南部が突然自殺します。救える命を助けれなかった罪悪感に悩まされていた与田は同じ気持ちなのかと思い、南部の家を片付けに行きますが、壁一面にペドフェリアの記事が貼られており、タイの男の子の写真が一枚貼られていました。
タイの男の子とは南部がよく電話していた子供で、個人的な事情があるんだとは思いますが、あんなに幼児売春の取材してたのに、しれっと南部はペドフェリアだったのだ!(買春してたのだ!)と私は思いました。
この設定は映画だけの設定です。
おしまい!
日本人の買春が一時期海外で話題になっていたけど、日本人って周りにいい顔しすぎて自分を良く見せたくて、いつも我慢してるからその分海外で発散してる感じが否めない。金出したら何してもいいんだろ的な。当時ね。当時。今の日本は貧困そのものだろう(笑)
臓器売買はアメリカで順番待ったりするより、寄付を集めてアメリカの子供よりも先に(その間にアメリカの子供は死ぬかもしれない)手術してもらったりとかも問題になってたけど、もし誰かの命を犠牲にして命の順番をすっ飛ばしたならば、今後も命を救うためにできることを全力でしなければ・・・と思うんですよね。ネットでも寄付を募った人を晒上げて攻撃してたネット警察も居ましたが、そういう人はそれこそ金を出さないんなら黙っておけという感じでしょう。世の中何が正義なのかを考えてみるいい機会じゃなかったのでしょうか?
それよりももっと酷いのがこのタイの臓器売買なんでしょう。仲介業者が命を用意するから金だけ出して!みたいな。タイの医療は自由だからかなり長けてるのよ。だから性転換とかもタイでする訳でして。
でも、この話は2002年の話なので今とは大分実情が変わっていると思いますが、そういう歴史があったという意味では知っておいていいと思います。そこで、自分に何ができるだろうと考えてみるのもいいと思います。一番いいのは自分がすぐに動くことだと思います。
基本的にタイの人は何しても最後に祈ればいい^^!
みたいに思っている所がありますが、寛大でゆるゆるで日本人が住みやすく楽しめるのではないかと思っています。私は寺院とかも含め物価も安いタイが好きなので、タイだけが取り上げられた事にちょっと微妙でした。(話の内容も・・・)
見どころは宮崎あおいの無神経なまっすぐさかな?と思います(笑)
よく似た記事:凶悪 の映画のネタバレと感想