マンガ 思春期 気持ちの埋め方 衝撃的

どうしても頑張れない人たち (ケーキの切れない非行少年たち2)のネタバレと感想と漫画

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ケーキの切れない非行少年たちの2冊目です。

前回もなかなかに衝撃的であり、その後の漫画も毎回続きが気になるほどである。

今回は衝撃的というよりもごく当たり前のことなんだけど、どうして頑張れないのかについて掘り下げてわかりやすく書いてくれています。

頑張れない人たちには、理由があり理由を埋めて行かなければどうしても頑張れない。

これは健常者だったとしても同じことである。

サポートする側も、裏切りを受け続けるには気力も体力もお金の余裕も必要。

裏切りなんて一度だけでも結構なダメージを受けるのに、頑張れない子は何度も何度も裏切る。

受け入れる方はかなり疲れるだろう。

パッとその場だけで助けるのは、簡単にできるけど長期的に助けていくとなると家族しかいない。

その家族が諦めたら、本当に終わってしまう。

浮気が辞められない、お酒が辞められないなんて病気のひとつと同じで、根気よく向き合う事が必要なのだ。

どうしても頑張れない人たち 目次

「頑張ったら支援する」の恐ろしさ

「頑張らなくていい」は本当か?

頑張ってもできない人たち

やる気を奪う言葉と間違った方法

それでも認められたい

支援者は何をどうすればいいのか

支援する人を支援せよ

"笑顔”と"ホスピタリティ”

「頑張ったら支援する」の恐ろしさ

「やればできる」という言葉が呪いの呪文になってきた人も多いでしょう。

かくいう私も「やればできる」と高を括ることで、酷い目に合ってしまった事も多々あります。

そして何気ない、誰かの一言でやる気を奪われたこともあります。

この本には、知的に関係なく、誰にでも経験のあることを書いています。もっと言えば、心境と変化を書いてくれています。

当たり前のことなんだけど、人の心って簡単に折れるんですよね。

折れた経験も、折った経験も誰にでもあるんじゃないでしょうか?

そして「もっと頑張れるはずだ」と言われると、ここまで頑張ったのにもう頑張れない!と思う。

頑張れないといえないから、拗ねる、反抗することで濁して来たけど、素直に「もう頑張れません」って言えばよかったな。

本当は誰からも「何も言われない」ことが一番やる気を出すのに。

やれと言われるとやる気が出ない、やりたくなくなる。

やるなと言われるとなぜだかやる気が出る。

絶対にするなと言われても、やってしまう。

まるで出る杭は打たれるではなく、出る杭は打たれても出るというように。

このひねくれ根性をうまく利用すればいいんだけど。

特に子供が居る人は、この本を熟読すれば自分も子供もうまくコントロールできると思う。

私なんて年齢的にワーキングメモリーが弱くなっているから、この本を丸めて頭の中に入れたいと本気で思う。

他人の子だったら、ちょっと方向性を示すだけでもグンと頑張れる子もいますよね。

しゃべりすぎない、的確な短い指示を出せば自分で考える→考えた子は伸びるんですよ。

そして頑張る子だけを応援してしまう。本当は頑張れない子こそ応援すべきなのに。

一から教えていくのは骨が折れるから、簡単なのは無責任に応援することなのだ。

そこいくと、学校の先生は偉大だなあと思う。

しかし、奨学金にしても何にしても「頑張ったら支援する」という方程式が出来上がっているので、頑張れない子はいつまでも放置されたまんまなのだ。

思うんだけど、この交換条件ってのはダメなシステムだと思う。

そして頑張っているようにも見えないのに、文句ばかり言う親子も居る。こう言う人は見るからに関わりたくない。親にも子供にも。

こういう親には丁寧に接してやり、ねぎらいの言葉をかけてやるといいらしい。今まで否定しかされてこなかったので、一気に信頼されて扱いやすくなると書かれています。

反発するから嫌われるのにね。

子供がもっと小さい頃、「〇〇ちゃんちは100点取ったら100円くれるんだって」といいつつうちの子も100円をねだっていた。

「交換条件がなければ頑張れないなら0点でいい」と言ってたけど。(100円は絶対にあげない)

「頑張らなくていい」は本当か?

頑張り過ぎている人には「頑張らなくていい」といってもいいけど、絶賛成長中の子には言わなくていいと思う。

自分でしんどくなったら勝手に頑張らなくなるから(笑)

そもそも頑張るってことは、自分で決意してすることであり他人に強要されてすることではない。

自分で決意するからこそ、成し遂げることができるのだと思う。

そしてその頑張りはみんながみんな、同じ方向を向いていなくてもいいと思う。

ただ、やる気がない、勉強しない、何度言っても覚えない子なんかは居るけど「頑張った上での頑張れない」とはわけが違う。

頑張った上での「みんな違ってみんないい」であり、頑張れない子はこの「みんな違ってみんないい」に入れないのである。

頑張る、頑張れないという折り合いをつけるのは誰でもない「本人」なんだから。

無理をさせない、と頑張らせないのは全く違います。

「やればできる子」というのは、本人が自覚することであり、親や他人が言う事ではない。

(なぜかやればできる子と言われると嬉しいのは私もだけど)

頑張ってもできない人たち

頑張ったらできる子というのは、学校や社会などどこかで認められている、結果を出す事のできる子である。

しかもお金に繋がることで。

タスクのような仕事ではなく、大きなお金につなげることができる努力である。

お金にならないボランティアのような仕事は、自分の達成感のためにしている、もしくはそれしかできないからしているというような感じで、軽く見られてしまう。

「一生懸命に頑張れば必ずできる」

というのはやる気のある時にしかできない。

自分のタイミングで、人にに幻想を押し付けてもうまくいかないのは大人も同じ。

頑張れるタイミングで、適切な助言をすれば誰でも頑張れるはずなのです。

容姿の悪い人に「歌手になりたい」と真剣に言われたら、「うんうん、めっちゃ歌うの上手な人って居るよね」と答えにもなっていないような事を言って終わりにしてしまうが、次にまた言ってくれば「真面目に頑張ったら、夢は叶う!」と、これまた適当な事を言ってしまう無責任な私。

「馬鹿にしてる!」とマジ切れされてもしょうがない位の適当な私。

真剣に相手して、相手が傷つくことを避けてしまうのです。本当の事を言うと夢が崩れ去ってしまう事を想像してしまうからです。失礼なんだけど、本当の事も言えない。

という訳で、適切な声掛けは大切なのです。歌うのではなく、歌詞や作曲はいかが?といえるようになりたい。

やる気を奪う言葉と間違った方法

保護者が先生の不満を子どもの前でいうと、子どもが先生の事を疑ってかかるので先生が勉強しようといっても疑ってかかるようになる。と書いてあるのが、この章で一番心に突き刺さった・・・。

そして「親の愛情不足」という事をポンポンと口にする人が居るけど、あれは止めた方がいい。

さすがに現代でも言う人が居るとは思わないが、愛情なんてのはその人によって表現方法も違うし、愛情掛けてますアピールが上手い人ほど怪しい人に見える。

一言で言えばあざとい女というイメージ。大嫌い。

そして親も「愛情不足」と言われれば、その人の言葉に合わせて無理して親子関係を拗らせてしまうだけ。人のいう事は気にするな!

だからこそ、少年院に来た子供の親はまた責められるといつもビクビクしているか、逆切れしかできず本音が言えない悪循環なのだ。

それでも認められたい

頑張れないけど、認められたい。

頑張るのか認められるのが先か、卵が先か鶏が先か。

こういう場合は、先に3つの願い事を聞くと本人のやりたいことが見えてくるらしい。

そして心からやりたいと思う事を、応援するだけでいいのである。

子どもの心の扉の取っ手は【内側にしか付いていない】ので、子どもからやる気を出させるのが一番なのである。

大切なのは

見通し・目的・使命感。

「人生から何を我々は期待できるのかが問題なのではなく、むしろ人生が何を我々から期待しているのかが問題なのである」

生きている意味はここである。

幸せになるために誰しも頑張るのである!

支援者は何をどうすればいいのか

支援者が意識するのは

・安心の土台(見捨てない、家族のありがたさなど)

・伴走者の存在(信用できる人との出会い、役割を任された時など)

・チャレンジできる環境(自分に気づき、自信が付き、目標が決まるなど)

強要されない中で、自ら頑張りたいと思う気持ちが何よりも大事!

というか、忘れがちだけど普通に子育てである。

私も子供の時、とにかく放置して欲しいと切に願っていたのにすぐに忘れてしまう。

無理にやらせても伸びないのも同じ。楽しみを見出してこそ、努力ができるのに。

強要されれば、強要されるほど嫌になってしまうのは今でも同じ。

みんなと一緒に流行ものをしても、つまらないのですぐに辞めてしまうのではないか。

それには「安心の土台」があるからこそ頑張れるのである。

なんか当たり前すぎて忘れてたけど、安心の土台に感謝できていない自分に気が付く。

そして、いつも静かに見守ってくれる人のありがたさに気が付く。

マウントを取りたくて、小言を言ってくるような人なんて傍に居て欲しくない。

何も言わないのが愛の深さであり、信用されているという事なのだ。

そして支援者は、困っている事に気が付き、そこで頼りになれるかどうかである。

先回りするでもなく、遅れるでもなく、傍に居てベストなタイミングで声掛けをすることである。

子供のやる気は「達成+承認」で産まれるから、評価されてこそ。

人に親切にすることで自己評価が上がるが、空気を読めないと人に親切にすることができない。

ただの愛情の押し付けや、無神経な人になってしまうので「対人マナー」を高めることが有効であると書いてあります。

余計な口出しするよりも、余計な事は言わずに黙って見守って、助けを求められたら応じる。簡単なようでいて難しい。

応じるスキルも必要だけど、そこは「一緒に考えてみよう!」でいいと思う。

支援する人を支援せよ

支援する人は大変だから支援する人を支援する・・・少しづつ負担を軽くし、皆で助け合えばいいのだ!

子供が勉強を頑張るには

・良質な教材

・良質な教師

・良質な環境

が必要です。

そのうちの良質な環境を作る手伝い位は誰にでもできるんじゃないかな?と思います。

逆に、そこに無神経な自分のこと、自分ちの子の事しか考えられない人がドッチボールのように無神経発言を繰り返してしまうと滅茶苦茶になるので、そういう人を無視して小さくさせていく方向に持って行く事を手助けするというのでもいいと思う。

いつも思うんだけど自分の事しか考えてない奴が、なぜあんなに偉そうなのか不思議。みんなが何も言わないからだろう。だったら徹底的に無視すればいい。

本の中にも偉そうにする勘違いな人が出てくるけど、人望は薄いって書いてありますよ。

勘違いした人が偉そうにして大きな声で決めつけるから、迷う人や子供が出来上がり勘違いしたまま大人になるんじゃないのかな?

そういうのは昭和で終わってる。

でも未だにPTAでもそう言う人が居る。

面倒くさいから言うとおりにするけど、間違ってるといえば吊し上げるまで徹底してるよね。間違ってないと思ってる事がすでに頭の固い人だと思うからスルーしてるけど、スルーが多くなれば面倒くさい事も無くなるんじゃないかな。賛同するからこそつけあがるんでしょう。

もう一度書くけど、子どもが欲しいのは

・安心の土台

・チャレンジしたい時に見守ってくれる伴走者

なのだ。

これがあれば子どもは頑張れる。

この二つがあるのにも関わらず「先生はうちの子をわかってくれない」という親子は、目の前の事しか見れていない。

先生が相手にしないのは当たり前である。

目の前の意に従わない先生だけを責めるのではなく、これから社会に出るにあたって色んなタイプの先生に合わせていくことも大切なのだという事を思い出して欲しいです。

そして子供の事で攻撃された親が取る行動は

① 戦う

② 逃げる

③ 困る

である。

誰かのせいにして戦うでもなく、問題から逃げるでもなく、子どもを甘やかすでもなく対処する方法を一緒に考えるようにすることがポイントです。

"笑顔”と"ホスピタリティ”

頑張れない人たちと一緒に生きる意味を考えてみる。

そしてケーキの切れない非行少年たちのその後は、漫画のケーキの切れない非行少年たちの中にあると書かれています。

ケーキの切れない非行少年たちの漫画はまあまあ高齢の人の事も書いてあるので、頑張れない人たちのほぼ一生を読むことができます。

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