マンガ 思春期 衝撃的

ライフ すえのぶけいこの漫画のネタバレと感想

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ライフを始めてみたのは、ドラマ。

北乃きいと、福田明日香の衝撃的なあのドラマ。

11時~だったかな?夜遅くからでないと放送できないようなあのドラマ。

「てめえの机、ねえから!」

という福田明日香のショッキングな一言が今でも思い出せます。

家族でもNGなのに、あそこまで他人をイジメていいのかと衝撃を受けてしまいました。

どちらもはまり役過ぎて、ドラマの後ずっと気の毒だった……。

そんなすえのぶけいこの漫画も当時読んでいたのだけど、当時は別フレに連載していたような?

ツタヤにレンタルに行き、「別フレでこんな漫画書くのかよ!」とそれにも衝撃でした。

今はアフタヌーンなのね。落ちたら終わり(ママ友地獄)はどこで連載しているのだろう?

ママ友とかPTAとか、さらりさらりと任務を全うすればいいだけなのに、下手に仲良くしようとするから拗れるんだよねー。いじめの原因だわ。

そんなライフの最後を覚えてなかったので、アフタヌーンで13巻読みました。

そこで、ビビるのは【色あせてない】という事。

目次

ライフの三行あらすじ

ライフのネタバレ

ライフの個人的な感想

ライフの漫画の 三行あらすじ

※注意!最後まで全部書いてます!

中学の時、友達と理想の関係を築けなかった主人公は、高校では二の舞にならない!と決めたはずなのになぜかイジメのターゲットに。先生もテンプレートのような事なかれ主義で、母親もテンプレ。いじめに負けず立ち向かう。最後はいじめっ子に見事なターンを決めて解決。人の顔色見てるような子はいじめのターゲットになりやすい。

ライフ の漫画のあらすじとネタバレ

主人公椎葉は、中学の時無神経で友達を思いっきり傷つけてしまいその上、友達と一緒の高校を受けるも自分だけが受かってしまう。

点数が取れてないとウソに嘘を重ねたことが、合格によって暴かれる。

しかも、友達がはじめから行きたかった高校に。

主人公、友達に罵倒されてしまいそれ以来リストカットをしてしまう。

家族は母も妹の中学受験にかかりきりで、父は単身赴任。

なお、社宅。

(社宅はいいと思うんだけど、いじめっ子たちが金持ち設定なので引き立ってしまう)

そうして学習した主人公は、高校ではボッチで居ようとするも、金持ちキャラの愛美に目を付けられて、弄ばれてしまう。

あれよあれよと、いじめは加速。

主人公は愛美の彼氏(親の関係で付き合ってる)に目を付けられて、ちょいSMっぽいことをされてしまい愛美は信じてくれず、愛美の彼氏にモーションかけただろ!とさらにイジメられる。

都会設定なのか、ちょっと度を越えたイジメ。

陰湿すぎる。針を飲ませようとしたり、レイプさせようとしたり、薬が出て来たり。

そんな高校生怖すぎますって!

そんな時、あまり学校に来ない羽鳥さんと友達になり、羽鳥さんのようになりたい・・・からの羽鳥さんと対等になりたいからの、友達になりました。

しかし羽鳥さんは、家が貧乏のため学校にあまり来ないのでした。

でも羽鳥さんはトップの成績です。

愛美は羽鳥さんのすべてが気に入りません。

というか愛美は全てにおいて自分が可愛がられないと、褒められないと、ダメなタイプのお嬢ちゃま。

県会議員の親を出して来たりとやりたい放題です。

先生は事なかれ主義なので、すべて「いじめはなかった」「気のせい」「勘違い」「仲たがい」と言い張ります。(だから教師は無神経と言われるのかな)

そして馬鹿な先生は、愛美の彼氏にいいように使われ始めます。

愛美は、羽鳥さんと主人公を悪い友達を使ってレイプさせようとしたりしますが、もう一人男のクラスメイトによって救出されました。

男のクラスメイトも、愛美のやりたい放題にいい加減うんざりなのです。

私も、愛美みたいな子がクラスに居たら、その時は嫌だろうけどすぐに忘れてると思う。

そしてエスカレートしていた愛美はちょっと裏切った友達を追い詰めて、4階から飛び降りさせたうえに、「自分がいじめの首謀者だと言え」と脅し、これまでの事件は全部愛美ではなくその子のせいになります。

しかし愛美があまりにも問題を起こす頻度がひどいため、いい加減クラスのみんなが愛美にキレ始めます。

ここから、あれよあれよという間に主人公のターン。四面楚歌だったみんなが主人公の味方になります。

この辺りはイジメられている子は、いじめの問題解決に向けて参考になるかも知れない。

最近ではスマホもあるし言質取るなんて余裕ですよ!逆手に取ったつもりで写真なんか撮ったらそれこそ証拠ですし。

実際にはいじめの問題解決は、こう上手くは行かないだろうけど。

そして最後は、愛美は彼氏と別れていましたが、彼氏と主人公を刺して自分の事も包丁で刺してしまいます。

元彼氏の家で。

やり過ぎたら当然の報い。

愛美はそれでもパパがかばうものの、愛美は主人公に警察に行って全部話せと言いました。

愛美は生きるために罪を償い、少年院に入ります。

羽鳥さんは病気の父の転院に伴い、転校してしまいます。

ひとりでも、いや、学校のみんなが主人公を受け入れてくれるのでした。

おしまい!

ライフの感想

実際に愛美みたいな子も居たけど、クラス変わったら、それこそ今名前を思い出そうとしても思い出せないもん。

はじめは度肝を抜かれたキラキラネームが思い出せないのと同じ理屈だと思う。

こういう我儘丸出しの人って、私の人生において「どうでもいい人」の位置。

とはいえ、いじめられているのが自分とか、自分の子供だったらどうだろう?

でも、こういうのって自分で切り開いてこそなんだけど、相手によるよね。

他人が屈するまでトコトンやらないと分からない子も居るからなあ。叱らない親の子ってそんなイメージ。親が叱らないと誰も叱らないから。

何かしらの理由で親が子供を叱るのが嫌だ→先生が何度言ってもわからない→叱られないようになる(相手にしなくなる)→親も叱らない→悪いことがイマイチよくわからない→甘えられる所にしか行かない、しない。→みんなに付いて行けず問題を起こす、または何もしない。→新しい場所に行く→繰り返す。

という人生の方程式に陥ってしまう。学校も学童も塾も他人の親も叱らないもんなあ。

甘やかすのが楽なんだろう。きっとご主人にも甘えさせているのだろ。甘えさせていたら最後は自分の所に帰ってくるという昭和の発想で甘やかせているのかも知れない。強い信念を持って。

甘やかす親にもきっと自信がないんだろうなあ。満たされるのが甘えてこられた時だけなのかも。

そして私の思春期時代のいじめっ子たちは、現在どうなっているのだろう?と、ふと思い出した。

けど、そもそも名前も思い出せないので行方なんて知る訳もない。

いじめを知ってて庇わなかった自分も悪いとは思うけど、いじめられてた方も何してるのかも不明。高校に行かなかったという事だけ聞いたけど、その後も知らない…。

もし、自分の子供がいじめられてたら、いじめっ子の親に言うかなあ。でも親にもよるよなあ。

リトルエンペラーの子の親って、大抵無神経というか言ってる事がかみ合わないというか。素質なのか遺伝なのか。親がそうだから子もそう、みたいな感じだもんね。

文句言っても「こおらぁ~☆・・・はい、うちは叱りましたけどぉ?」みたいな(笑)ふざけてるの?親も面倒くさいんだろう、だからこんな子が……以下略。

だけど、もしかしてうちの子がイジメてたらどうしよう。

そしてもし、いじめられっ子の親が私に、うちの子の言ったミニマムな言葉ひとつにウジウジと悩んでるんです…!って言われてもなあ。それこそ犯罪ではないから。

甘すぎだろ!とは言えないしなあ。謝らせて、距離を置けって言うしかないよなあ。

一言で傷つく子供にうちの子が繰り返すのはタブーですし。

相手が傷つくのが分かってるのに、あえて本当の事を口にするのはダメだけど。

目立たなければやり過ごせる、という学校と、そうじゃない学校とあるのはその年の子たちによって決まるような気がする。

先生もなあ、どうするのがいいんでしょうかねえ?本人が来たいなら、そのように配慮するし、転校するというのなら転校したらホッとするだろうし。

先生は当てにならないというのは、学生時代に知ってるので先生はあてにできないよねえ。

色いろ考えてしまうけど、今の私ならイジメられてる子に寄り添ってあげるかな。と思います。

しれっと先生にチクったり。

チクるというか、あの子の事ちゃんと見てあげて欲しい。と伝えるかな。

女子と男子とでもいじめのやり方は違うと思うけど、やっぱり大人の目があるのは違うもんね。

狭い世界しかまだ知らない子供の、濃密な世界には複雑な関係性があるからねー。

子どもも居場所が家と学校しかないような状態だと、どうしても追い込まれてしまうしね。

できるだけ子供の居場所を多くしてあげるのも親の務めではないかと思います。

ここしかないんだ!と思わなくていい。という選択肢を与えてあげて欲しいな。

それこそ多様性を認めないとね。

少女漫画なので、コマが大きいためサラサラと読める漫画でした。

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