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胸糞悪い事件のトップ3には必ず入るであろう北九州監禁殺人事件。
洗脳するのが悪いのか、されるのが悪いのかと言われれば、精神的に常にご立派であり、絶対に私は大丈夫だから洗脳されるのが悪い。と言いきれる人ほど洗脳されやすい事実。
この世に「絶対」という感覚がある人ほど洗脳にかかりやすいのである(視野が狭いので一か所からしか見れない人)。
ざっくりと説明すれば、サイコパスの男が人を陥れて、死体を透明にする話。
しかし家族で殺し合いをさせたり、親子どんぶりなどじわじわと読む人の精神を崩壊させるパワーがある。その名も「太」。
最後の少女が逃げ出さなければ、太の殺人事件は無かったことになり再犯を繰り返していただろう。この世で。
ネットでは有名であるが、知らない。よくは知らない。
という人はwikiを貼っておくので飛んで読んでみてください。
目次
- 誉田哲也のケモノの城
- 新堂冬樹の殺し合う家族
- 櫛木理宇の寄居虫女(ヤドカリオンナ)
- 真鍋昌平のマンガ「闇金ウシジマくん」の「洗脳くん」編
- 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―豊田 正義(ノンフィクション)
- 愛なき森で叫べ【映画】
誉田哲也のケモノの城
北九州の事件をモチーフにしており、かなり読みやすいです。
モチーフとは言いますが、ほとんどその通りなのでこれを読めば事件のあらかたが解ります。
太の残虐さ、そして太の好きな食べ物ワンタンスープなど、太の余計なコネタもちりばめられており、洗脳方法もばっちりです。これを読めばサイコパスが少しはわかるかも知れない。
しかし残念なのが、男性が書いてあるので、純子側(女性側)の心理の描写がいまひとつである。
特に掘り下げたかったのは、純子が子供をどうやって生んだのか。保険証もないから病院に行けたのだろうか?そしてその子供への愛情など、そのあたりもどこを見てもサラッとしか書いていないのが残念。
たとえば子を持つ親なら、一番にそこを知りたいものである。
新堂冬樹の殺し合う家族
新藤冬樹は好きでよく読んでいるが、実はこれはまだ読んでいない。
サラサラっと読めると思う。カリスマ(オウムの麻原の気持ちになり切って書いた長編)とかもかなり感情移入できたため。
次に読む候補に入っているので、ここは読み次第更新します。
櫛木理宇の寄居虫女(ヤドカリオンナ)
心の隙があるようなぼやっとした家族をいつの間にか完全に支配し、乗っ取っている話。
家族を洗脳させていくのはこういう方法を取ればいいと、家族5人のすべてのタイプを網羅している恐ろしい人。
とにかく眠らせないというのは、ダメだ。眠らなければ免疫不全を起こし、命だって本当に危険だ。自由が好きな人はこんな女がくれば拒否してしまうだろう。
あの手この手で丸め込もうとするが、強く言えない人はすぐに取り込まれてしまう。こういう時間をかける方法って、今の時代だからこそ生きてくるのかな。
手っ取り早く洗脳するんじゃなくって、時間をかければ時間をかけるほど洗脳が効いてくるんでしょうかね。怖い怖い。
ここまで来たら、北九州オタクになって全部コンプリートしたいと思っている。
櫛木理宇は少女葬でファンになった(コンプリートしたい癖)。という理由だ。
ヤドカリオンナについてはこちらに書いてます。
真鍋昌平のマンガ「闇金ウシジマくん」の「洗脳くん」編
ウシジマくんの洗脳くんがこの事件をモチーフにしているのは、有名な話だ。
特にあの電気を通す奴、そして肉をミキサーにかけて赤ちゃんのミルクの缶詰にミートボールにした肉を池に放り込み、そして魚のえさに・・・死体を透明にする熱の入れよう。死体を透明にするという言葉は冷たい熱帯魚から個人的にはまっている。
273話から始まっているので気になる人は読み返し推薦。
コミックスでいえば26巻~28巻に収められている。
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―豊田 正義(ノンフィクション)
ここへきて、ノンフィクション。
この本を読んだ後、ケモノの城を読んだ。なのでケモノの城は事実に限りなく近いと思った。
ノンフィクションなので、裁判の行方も書いてある。ごくまれにみる、異様な速度の裁判だ。当事者も付いて行けないくらいの。
純子がはじめにヒドイと言われていたし、罪もそれなりだったが、弱者である純子を助けてくれる団体があり、裁判の結果を覆すことができた。
そう。こういう世界でないとダメだよな。太は手を下してないから罪が軽いとか、純子が実行したから純子が全部悪いとか初めの判決のまま進められていたら、事実はわからないから「それでいいんだ!」と思い込んだ人がマネしてはいけない。
そして逃げ出した子(祖父母の家に逃げて、父は殺された子)もそれなりにまともな人の手を借りて、母子家庭手当を父子家庭にも!とかいうのやってたんだよな。
とにかく思うのは、中途半端に昭和の教育を受けて個人の主張を潰しにかかる、大人本位の教育を徹底して受けてきた子供世代が、サイコパスのいう事もよく聞くようにしつけられている気がする。よく言えばだけど。
悪くいえば、ひとつひとつのことを自分の頭を通さないまま、言われるままに動くからそうなる。
簡単な例を言えば、女の悪口だ。
A子「〇〇ちゃんってこんなこと言うんだよ~!ヒドイでしょ!」
B子「ヒドイ!ヒドイ!〇〇は敵だ!悪いやつだからハブろう!」
その他「同調、共感!」
と〇〇の意見を聞かずに、片方のいい分だけを信じ込みまとまって行動するような女だ。見ている方は滑稽だが、昭和時代には当たり前の世界であった。そして今でもこういう人種はいる。こいつらは詐欺とかでも平気でする人種だ。自分で考えられないから。個人的には人種的には最低に位置する。物を知らない、そして知ろうとしないのだ。
自分の意見とは・・・。そして、悲しい事実だが、そういう人ほど、ありあまるくらいの時間を持って居る。
それだけ時間があるなら、普通はもっと考えるのだが、考えることを放棄しているのだろう。できるだけこういう人種には近づかないでおこうと思う今日この頃だ!
四文字熟語でいうなら、唯々諾々(唯唯諾諾)などが当てはまる人は要注意!
少しも逆らわずに他人の言いなりになるさま。「唯唯諾諾として命令に服している」
引用:Weblio辞書
愛なき森で叫べ【映画】
お得意の事件をモチーフに映画を作った、園子温。
衝撃的な作品ばかり作っているが、この作品はまたもう一歩進んだ衝撃が待っている。
主演は椎名桔平。
話がよくわからない。本が読めないという人でも、これを見るだけで北九州の事件が解ると思います。
違う意味で胸糞悪い映画:葛城事件 の映画のネタバレと感想
胸糞悪さ 異次元!
参考記事:冷たい熱帯魚の映画のネタバレと感想