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寄居虫女 ヤドカリオンナ の小説のネタバレと感想

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寄居虫女 ヤドカリオンナの3行あらすじとネタバレ

注意※三行で結末まで書いてます。

女三人姉妹と父と母。念願の男の子が生まれ、事故死する。そこから家族のバランスが崩れ、どうにもできない家族は時間が経つのを待つがその隙を待ったなしで寄生虫のような偽造家族が一家を乗っ取っていく。

ちなみに櫛木理宇はこんな本も書いてます。

本当に怖いわー。

寄居虫女 ヤドカリオンナのあらすじとネタバレと感想

少女葬の櫛木理宇「ヤドカリオンナ」

参考文献に北九州の事件の本があり、つまりは家族を乗っ取っていく様子を鮮明に描いた小説。

5人家族の一家。

母・・・共働き主婦(過去形)

父・・・浮気三昧

姉・・・真面目一徹。母のお気に入り

真ん中・・・誰にも必要とされてない子。友達が生きがい。

末っ子・・・父方の祖母のお気に入り。わがまますぎて友達がいない。

そこにある日、4人目の男の子ができる。

母は今まで女腹だのなんだの言われてきたので、これまでとは打って変わって可愛がる。仕事もやめていきなり教育熱心に。

しかしお受験までさせて入れた幼稚園で事故で息子は死んでしまう。

半年死んだように生きていた母の前に虐待されているであろう、同じ年ごろの男の子がやってくる。

異常と思わずに受け入れ、家に入れ育てだす。

そこへ男の子の母登場。子供が居なくなることが耐えられない母はその母も受け入れてしまう。母は以上なほどにこってりと化粧をし、肌の露出を徹底して拒んだ奇妙な女だ。

父は空気。よそに女が居て、ずっとそこに居る。

甘い声で家族を取り込んでいくよその子とその母。

違和感を感じるのは真ん中だけ。そのうちに母の弟とかいう男も家に住みついてしまう。

上の子と下の子はそれぞれに取り込まれる。

その取り込み方は、

まず、寝させない。

母も上の子も下の子も一貫して寝させないことで判断力を失わせる。

それはついに真ん中の子にまで来てしまう。そしてすべてを取り上げて監禁してしまうのだった。この辺ほんと怖い。

・・・このヤドカリ家族は今までも何度もこういう事を繰り返しており、お金も家も土地も全部を取り上げていく。任意で。でも最後殺される運命なのだ。

そして過去に事件を起こされた家の家族の生き残りが、現在このヤドカリ家族を追っていた。

眠らせない、食事を与えない、監禁してしまうことで支配していくが、そこからは家族が勝手に狂っていくのだった。

そして下の子が死ぬ。

真ん中の子が覚醒する。理性をかろうじて保っていた真ん中の子。

そこに間一髪で、真ん中の子の同級生と事件を追っていた家族の生き残りが家に侵入!

そして明らかになった事実とは・・・

まずヤドカリ家族の母が異様に若かった。

本当のヤドカリオンナはとっくに死んでいた。変わりにその女について家族を侵食してきた子供が成りすましていたのだった。

ヤドカリオンナの弟も子供も戸籍がない。

なりすましていた女も殺されたと思われてきたので戸籍がない。

そしてあれだけのことをやっておきながら、義務教育も通ってなかった戸籍の無い子として罪にも問われない。

知らなかったとはいえ、こういうのってやったもん勝ちだな。恐ろしい。

母は、真ん中の子が父と不倫相手と一緒に遊びに行ったりしていたので、真ん中の子が異様に腹が立っていた。という。

ま、この話は元をただせば父が全部悪いんだけどな!

こういうのを読むと、いつも「違和感」や「直観」なんてものは大切だなと思う今日この頃。

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