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GO の小説と映画のネタバレと感想

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GOの3行あらすじとネタバレ

在日韓国人の主人公が思春期を生きる。恋愛、差別、社会問題にも悩み、めちゃくちゃではあるが突き進む。純粋な高校生として生活するにはさまざまな悩みが出てくるが、俺が正義なのだ!

目次

「GO」の小説のネタバレ

GOに関しては、自分にしては珍しく映画を見てから小説を買って読んだ作品。

なんというか、映画のインパクトがすごくて小説がかすんでしまうという・・・。すみません。

小説(元)があってこその、映画なんだけども。直木賞も取ってるんだけど・・。

読んで、何冊か金城一紀さんの本を買ってみたのだけど、SPもフライ,ダディ,フライも見てるのだけど・・・すいません、本当に映画のインパクトが強すぎて。

作家の読書道でも金城さんはGOの映画について

ムカつきますけど、気にいってます(笑)。ボクの予定では、「やっぱり原作のほうがいいよね」って言われるはずだったんですけど。

引用 作家の読書道 より

とおっしゃってるので、あえて(勝手に)読書は読書、映画は映画としてみていただきたい。

もし自分が書いたものが、こんな映画になったらやっぱり同じ感想だと思うから。

原作は原作で、とても真面目で深いお話だと思います。本当に。

原作×脚本×監督×俳優=最高作品になったと思います。

・・・・・・

ジョンイルはなぜ、杉原に電話をしたのか。何を伝えたかったのか。これは本当に知りたい。

杉原は自分が何者なのかという事を大きな声に出して伝えなくてはいけなかったのか。

無意識な差別が生み出す、無意識に軽く見ている私たちに何を訴えたいのか。

どうすれば無意識に軽く見られないのか。

「生きる」ということ。

「もったいない生き方をあえてする」という選択。

先走って決めてしまう少年時代に、こういうしっかりした考えのジョンイルが杉原の近くに居たというのは非常にいいことよ。

「GO」の映画の感想とネタバレ

窪塚洋介と柴咲コウの若い頃の「こっぱずかしい思春期の恋愛感情の話」の映画。

見ててホント、完璧じゃないのよ。恋愛の仕方が。最後も柴咲コウが謝らないのがまたイイ。

柴咲コウがちょっと本当に照れ隠しでどうでもいいような事(クリスマスイブに雪とか彼氏と一緒に流れ星を見るのがダサいなど)にこだわっているのが、とてもいい。

そのころの男子は、そういう女子の気持ちを本当にわかってて付き合っているのかな?

思うに、女子のその拗らせ方は若い男子にはハードルが高いと思う。今なら思うというだけだけど。

でもわかってほしいんだよね、そういう気持ちを女子はわかってくれてこそ、私のすべてを知って欲しいと思う心を満たせてる気がするの。そういうもんなの。理屈じゃないのよ。

男子は男子で、どうでもいいようなカッコつけたりしてる(このまま拗らせてるのが、フルローンで高い車買って褒めて欲しい「精一杯、頑張ってる俺を!」)みたいな感じの男の人なんかな。

金で買えるもので自分を大きく見せても、「そのままの調子で私に貢いでよ。」という女しか寄ってこないという事に早く気が付いて欲しいなと思う。

当然お金が続かなくなると捨てられるのに(しかも捨て台詞つきでw)そんで、フラれた男も「あの女はサイテーだった」とか根拠の無い悪評流したりして。

決して「俺は金が続かなかったから捨てられた」とは言わず(笑)ああなんという思春期を拗らせた男女。

ま、映画から話が大分それましたが。

この二人は二人とも、ちゃんと自分で考えて答えだして生きていってるのがまたいい。

GOを書こうと思って映画を見直したんだけど、これはもう完璧すぎるくらいの恋愛の話。

普通の恋愛を本当にいい味で表現してる映画。

「これは僕の恋愛の話」

とあるけど、この映画には本当にいろんな思いが(重いも)詰まってるんだけど、軽く仕上がっているし愛に溢れてる映画。

監督 行定勲

脚本 宮藤官九郎

原作 金城一紀

もうこれだけでも豪華。おなかいっぱい。

付け加えて、山崎努と大竹しのぶの夫婦愛がもう(笑)「ママ!」が笑える。

そして子供への愛情がとても深い!

皆良かったんだけど、萩原聖人がおまわりさんの役をしていて「え?素ですか?」というようなナチュラルな演技がまた。当時は色々ありましたからね。

そのあとのタクシー運転手の大杉連も(笑)

個人的には演出や小道具の人にも賞をあげたいくらい。

時代が2001年に公開した映画だけど、最近の子がこれ見て意味が解るかどうかだよね。

リバイバルするにしてもかなり難しいと思う。

当然、窪塚と柴咲コウの肉体は素晴らしい。窪塚がここまでピッタリだなと思う映画は、GOとIWGPかな。というかヘルタースケルター以降見てないかも。

ネタバレなのにネタバレできないです。ごめんなさい。

でも是非見ていただきたい、小説、映画のひとつです。

★★★★★ 星5つ!

そのうち放送禁止されそうな映画ですが、そのとき、反対するのにはどうすればいいのか。

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