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今度は愛妻家 の映画のネタバレと感想

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身近なおばちゃんで一番好きな映画は「今度は愛妻家」だという人がいた。

結構ミーハーな人だったのでちょっと意外でした。

なので10年前にも見たけど、もう一度見て見ました(笑)

今度は愛妻家の3行あらすじとネタバレ

カメラマンの夫は、いつも構って欲しい風な妻の事をないがしろにしていた。がそれでもめげすに夫の事を過剰に気遣い、構って欲しい風。カメラマンだけにいろんな女も来る。ある日とうとう我慢できなくなった妻が離婚を言い出し離婚する前に一枚写真を撮ってくれというが実は妻は自分の目の前で死んでいて夫が現実逃避で妻がいるという前提で生活していただけだった。

亡くなっていると知っていても、妻の構って欲しい度合いは見ていてかなりうざい。

思春期の反抗期を思い出すくらいに「放っておいて欲しい」と切に願っていたあの頃を思い出してしまう位にうざい。

しかし見ているだけではわからない本当のオチ(死以外の)があり、自分もわかったことに自分の成長を感じたいい映画でした。

今度は愛妻家の映画のネタバレと感想

夫は昔は売れっ子カメラマンでした。センスあるこだわり一軒家で妻と暮らしています。

昔取った杵柄・・・今はただ暇な人です。

妻の桜は、そんな夫の事が大好きでたまらない。構って感半端ないくらい夫にしゃべりかける。

夫は妻がうるさいことが「空気」になってしまい、何か言ってる感じで華麗にスルーしつつ生活しています。

妻がしてくれることはしたくてしてること。という感じで感謝も返事もへったくれもない。妻がむなしくなって辞めることもない。まさに日常です。

桜は常日頃から夫との子供が欲しくて、今度行く沖縄への旅行でぜひとも子供を!と意気込んで夫を強引に連れていきます。

夫は場所が変わっただけでいつもと同じ態度。下手したら文句しか口に出してないかも。

桜は非常にがっかりしますが、この夫をやる気にさせることができる日は来ないだろうという位に自分本位な夫である。

結婚した時から桜はずっと子供を望んでいたが、いつも夫に拒否されて、子供が要らないなら早く言ってくれればいいのに決定的なことは言わずにのらりくらりとかわし続ける最低な夫だったのでした。

ある日、そんな夫婦の家にモデルになりたい女の子が夫に写真を撮ってくれとやって来ます。そしてモデルは写真を撮ってもらう代わりに抱かれようとします。

カメラマンに写真を撮ってもらえれば、審査は通過するはずと思い込んでいるモデルは必至です。しかし写真は撮れませんでした。夫はスランプなのでした。そして言い訳として「妻が亡くなってから撮れない」と言います。

モデルは信用し、身を預けます。そしてシャワーを浴びている時にさくらが帰ってきました。夫の浮気はかなりひどくてその度に桜は夫に怒っていました。

そしてそのまま桜は帰ってこなくなりました。

夫は家事ができず、桜が家事をしないことに怒り沸騰でした。パチンコに行くもうまくいかず、仕事もできない。貯金はもうすぐ底をつきそうです。

パチンコから家に帰ると家にはモデルが審査に通った!と嬉しそうに居ました。しかしその写真は自分の弟子が撮ったもので、そのまま弟子とモデルは付き合う事になりました。

そこにオカマがやって来ます。オカマは桜の元父親です。元父親はオカマの道を歩むべく家族を捨てていたのでした。

ある日、桜の教え子が家に来ました。桜とやりとりをしていて最近返事がないからやってきたのでした。桜は元教師でした。夫は桜が自分の事をなんて書いて返事をしているのか気になったものの、教え子に対して嫌味を言って帰します。

二週間経ち、桜が家に帰ってきました。沖縄で結婚指輪をなくしたので探しに行っていたと言います。結局指輪は見つからなかったと言い、しょげている桜に罵倒する夫。桜は「私がいなくてさみしかったのか」という事を何度も訪ねます。(こういうところ、めっちゃ不快。思春期を思い出す。)

夫は全く快適だったと言い、次の日起きるとまた桜は居なくなっていました。

夫は桜が無くした結婚指輪とおなじものを買って帰り、桜に渡しました。しかし桜は

「実は一年前から好きな人がいるから離婚してくれ」

と言います。そして最後に自分の写真を撮ってくれと夫に頼みました。

そして夫に写真を撮ってもらって桜は家を出て行きます。

夫が止めるのも聞かず、桜はキリっと「夫婦は終わっていた」と言いました。

実はその去年の沖縄旅行では夫は桜に特にひどい態度を取り続けていました。

健康を気にしろと言われても、罵倒しその場で桜に離婚を切り出されていました。そして最後に写真を撮ってくれと同じように頼まれており、写真を撮っている時に桜がホテルに結婚指輪を忘れた!と言って走り出した時にもシャッターを切っていました。

ずっとカメラに入れっぱなしだったそのフィルムを現像して部屋に帰ると、桜が笑っていました。夫は桜になんで死んだんだ。と言います。桜はそのまま車に轢かれて死んでしまっていたのでした。

モデルと弟子が来てクリスマスを祝うためにやって来ました。しかしクリスマスは桜の命日であり、その日は一周忌です。

桜の元父親は、夫を心配して弟子も有料で引き続き雇っていました。それほどまでに夫は食事も取らず元気を無くしていたのでした。

夫は桜の死を受け入れられず、桜の父からはいいかげん死を認めろと言われてしまいます。桜の父もまた娘を亡くしているので気持ちは同じだと言いました。

誰も居なくなった家に桜がやって来ます。

夫は桜を抱きしめて「今度こそ大事にする」「いつもありがとう」と今更感謝の気持ちを泣きながら伝えますが、二人に残された時間はあと少しなのが体感でわかっていました。桜も泣きますがそのまま消えて帰ってこなくなりました。

夫は泣きながら桜の姿を探しますが桜の声が聞こえた!と思っていくと桜の父がいました。夫は桜の父にさっきの出来事を話し、桜の父は泣きながら夫を居酒屋に誘います。

その後一人の家に帰り、クリスマスケーキに火をともし、一瞬だけ桜の姿が見えたもののすぐに消えたのでした。

夫は一周年にしてやっと妻の死を受け入れることができ、最後に妻を収めたカメラを持って出かけます。

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妻のあの強烈なうざったさは、夫がもっと構って欲しかったという幻想だったのか!!!

なくなると欲しくなるあれか!!!オチの神髄はこれだったのか!

二度見るとまた見方も変わってくるなあ。映画は何度見ても発見がある。

(でも私は一番好きな映画じゃないな!)

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