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私はデビュー当時からまあまあ紗倉まなが好き。
どこぞの高専生だとばれた辺りから、その切り返しのセンスといい、頭の回転の早さと、頭の良さに惚れた所があります。
そしてその紗倉まなが小説を書いたという事は知っていたのだけど、溜まっている本もあるのでとりあえず先に映画を見てみました。

映画を見た感想を先に言ってしまうと、先に本を読んでおくことをおすすめします。
最低。の3行あらすじとネタバレ
注意※結末まで書いてます。
三人をいっぺんに出して集結させるより、一人を掘り下げた方が良かったのでは?と思うが三人とも、本当にどこにでもいそうな子なので難しいのかも。
最低。のあらすじとネタバレ
子供のいない主婦、夫にのらりくらりと交わされていく毎日が続きます。夫は妻とは色々と拒否したいが、自分はAVを見て満足しています。
鬱憤が貯まってる上に、入院している自分の父を世話している所に、超絶無神経な妹がやって来ます。
(この妹の演技がうまかった(笑)生真面目な姉と要領と口だけで生きてるような妹の対比は必見)
この妹は姉の事を人として扱ってないのか、今までもさんざん姉の事を利用し尽くしてきたのか、突然やって来てとにかく大げさに、入院している父に対して悲しみます。
いや、悲しんでいるアピールをしているのでした。父の事もまるで他人事。
この辺、姉でなくても「うっとおしい女」と思う。
そして姉は不満が募り、流れるように浮気して、流れるようにAVに出ることを決意し撮影している時に父は亡くなります。
慌てて駆けつける姉。
泣き続ける姉に向かって、超絶に無神経な妹は、なぜかその場で突然「浮気した人との子供ができた。」と、父が亡くなったその場で姉に告げます。
しかもお父さんの生まれ変わりかも……なんてお花畑なことも全開。
子供が欲しいのに、夫に相手にもされない姉は切れます。
切れついでに、夫に抱いてと迫り、迫っている途中に「さっきAVに出てきた」と告白します。
一杯いっぱいな姉は、張りつめた糸が切れてしまったのでしょう。むちゃくちゃです。
夫は怒り、むにゃむにゃしたまま葬儀に出ます。
そこにひとりの少女が来ました。その少女は父の愛人の子でした。
少女は高校生。自由奔放な母と、そんな母娘を受け入れてくれている祖母と暮らしていました。
母はいわゆる都会でAV女優として生きていました。
そんな中で、愛人になり娘を生んで、母娘で実家に帰ってきたのでした。
娘は祖母の喫茶店を手伝いつつ、学校では「おまえのかーちゃんAV女優」といっていじめられていました。
好きでこの境遇で産まれてきたわけではない。本人はどうあれ、傍目から見ると生まれた時から少女は不幸だったのです。
(生きていていいのかという葛藤と戦いながら、不確かな物として生きていたというようなニュアンス)
そして少女の心のよりどころは絵を描くことだけ。
少女は父が死んだと母に言われて、1人で葬儀に来ました。
姉は少女を受け入れて、話をすると父と同じく絵を描くことが好きだと言います。
「これって血だよね」
と口には出さず、異母姉妹は涙を流します。そして抱き合います。まるで、埋まらなかった物をお互いで埋めていくように。
一方で、専門学生の少女は都会に出て専門学生に通いながら売れっ子AV女優として活躍していたことが、田舎の母にばれて母と姉が上京してきます。
少女は流されるようにAVの世界に入ったものの、そのなかでは頑張っているので当然母に反発します。
そして過労で撮影中に倒れてしまいます。
家に帰ると母が置手紙を置いて、田舎に帰りました。その手紙を見つけて母の待つバス停に走ります。
母は「いつでも帰ってきていいよ」と手紙に書いていたのでした。
そこで頑張り過ぎてたことに気が付き、涙して母と分かり合うのでした。
この映画は「受け入れてくれる相手」を探して刹那的に頑張っている三人が、AV女優という仕事(スカウトマン?)を通して繋がっているのでした。
おしまい!
ええと、感情移入するにはまず先に本を読んだ方がいいと思う。
展開が早すぎて色々とその人たちの立ち位置がイマイチつかめない。
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