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人の・・・・を笑うな の映画のネタバレと感想

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山崎ナオコーラのデビュー作である人の・・・・を笑うな。

16年前の作品であり、26歳の時に書いたとかあり得ない。

どれだけ人間観察好きなんだ!?

なお、タイトルに入れると大人の事情で困るので「・・・・」にしております。

映画は松山ケンイチと永作博美という若かりし頃の二人。

人のセックスを笑うなの3行あらすじとネタバレ

注意※三行で結末まで書いてます。

19歳で大学生の僕が39歳の女性と恋に落ちる。女性のペースでだけ恋愛?は進められ、女性はなんと既婚者で夫にも紹介される。急展開で僕はついていけないが、いつの間にか女性は僕をおもちゃにして放り出してしまった。僕はぽっかりと空いた凶器のような恋愛の穴を埋められない。この気持ちどうしてくれようか!

あー、いいなあ。こんなおもちゃいたら、ちょっとてがっちゃうかも(笑)

という年の差の一瞬の淡い恋愛を年下の男側から見た珍しい構図。

人の・・・・を笑うな映画のネタバレと感想

美大に通っている19歳のみるめ(松山ケンイチ)は友達と車に乗っている時に裸足の女(永作博美)を見つけて乗せて帰ります。(ここ、この話のポイント)

ある日大学の喫煙所にその女が居ましたが、覚えているのはみるめだけでした。女はすっかり忘れています。

そのまま女は禁煙の場所までくわえたばこでずかずかと歩いて行ってしまいました。

みるめは気になって後を追いかけてみると、女は研究室で作品を作っていました。

後日映画館で再会し、意気投合してしまいみるめは女のモデルになることになりました。

女の名はユリ。ユリに言われて自転車に乗せられて、ユリのアトリエ(ふるーい一軒家)に連れ去られて行くみるめ。

家に着いてユリに服を脱がされて流れでセックスしてしまうのでした(笑)

みるめの仲間たちはみるめに女ができたことを察します。問い詰めると、あの裸足の女と付き合っているというではありませんか。ユリは大学の非常勤講師で39歳です。みるめの事を密かに好きだった、仲間のひとりのえんちゃんは失恋してしまいます。

みるめは年齢を感じさせることなく自由奔放な女でやりたい放題でした。

思えば初めに裸足で走っている時に、やりたい放題しているのはわかっていましたがみるめは「年齢なんて関係ない!」という感じでどんどんユリにはまって行きます(ああ、なんて思うツボ)。

ある日ユリが突然大学の講義を休みます。アトリエにもおらず、居ても立っても居られないみるめは、大学でユリの住所を探って家に行ってみました。

すると家から温厚そうな平々凡々な男が出てきて、みるめを家に引き入れました。

男はユリの事をサユリと呼び、きなこ餅とお茶を出してみるめとこたつで温まります。みるめはすっかりその男の事をユリの父親だと思っていました。それ以外ない!と願っていました。

そこにユリが来て、慌てもせずに一緒にこたつに入って温まります。みるめはものすごく遠慮しながら、ユリにその人だれ?と尋ねると、ユリは「ああ、旦那。」と答えるのでした。

みるめの失恋です。

それ以上何も言葉が見つからず(人生経験浅いから(笑))すごすごと帰るみるめなのでした。

その後みるめはユリに話を聞こうとするもユリにするすると逃げられてしまいます。

みるめはユリの事を諦めようと思いますがなかなかうまくいきません。あんなにもはまったユリの事をそう簡単には忘れられないのでした(笑)

失恋のショックで引きこもるみるめを大学の友人たちが連れ出します。

その間もみるめの電話はユリからの着信が続き、声を聴いてしまうと会いたくなってしまうというみるめは結局ユリからの着信を受け、会いに行ってしまいます。

ユリはみるめの全てを受け止め、濃厚な時間を過ごします。

しかし、突然ユリが大学を辞めてみるめの前から姿を消してしまいます。

ユリを探すみるめ。しかし見つからず、何度電話をしてもつながらず、踏んだり蹴ったりなみるめはそのまままた引きこもってしまいます。

そんなみるめを好きだったえんちゃんは吞み潰してホテルに連れ込みます。

しかしえんちゃんに「ユリ」と言った事で激怒し、えんちゃんはみるめをベッドから落としてみるめはえんちゃんを置いて走り去ります。

ユリの家に着いたとたん(しょっちゅう確認しに行っている)ユリからの電話があり、着信を取ると旦那とインドに来ていると言います。

つながったと思ったら中途半端な言い訳(海外に行っているなど)をして途中で切られてしまいます。急いで電波のいいであろう大学の屋上に着いたものの、電話はうんともすんとも言わず、えんちゃんは他の仲間に奪われ、みるめには誰一人残らなかったのでした。

おしまい!

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ここから想像のユリ目線

趣味の美術をするためには好きなようにさせてもらえないといいものが作れない。

旦那もアトリエもそのためのもの。

私がしたい!と思ったものは必ずやりたい。39歳だけど先の事はあんまり考えるのは苦手かな?

ある日、終電に遅れて走って帰ってたら靴が壊れたから裸足のまま駆け出した。

すると若い子が拾って車に乗せてくれた、ラッキー!

非常勤講師で行くと、あの時の若い子がいたからうまいこと言ってアトリエに引き込むのも成功!酔っぱらってて私、気分良かったしね!

思うままに若い子に触れて思う存分セックスできたし、言う事よく聞く子だし、私何も考えてないしー。

ある日家に来てたから、旦那を紹介したけど、旦那の方が大事なんだから他にどういえばいい?

その後も何度もセックスして飽きたから、旦那と一緒に海外に来ちゃった。連絡したらまたややこしく言われるの苦手だし、後から電話すればいっか。

気が向いた時に電話したら思いつめてそうだったから切っちゃった。えへ。

それ以降みるめのことは思いださないし、また思いだした時に電話すればいっか。

人のセックスを笑うなの感想

ユリの立場に近いけど、ユリは無邪気な残酷さが半端ない。

けど、ここまで自由に生きれたらいいなという羨ましさはある。するかしないかは別として(笑)

みるめの立場だと、おもちゃにされた感半端ないだろうな(笑)失恋したような失恋にもなってないような。だからこそ自分は真剣にしていた”人のセックスを笑うな”というタイトルなんではないだろうか?

ユリは笑われたとしても、なあんにも思ってないと思うよ。人の目を気にしているのはみるめだけ。でもたぶんユリもみるめのことセックスしてた時は好きだったと思うよ。触ってみたい、って思ったとおりに行動してる訳なんだから。

他人のセックスだから笑える度満点 ★★★★★

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