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湯を沸かすほどの熱い愛 の映画のネタバレと感想

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ここ何年かの映画でこの映画が一番好き!という人も多いと思う名作。感動作。

口では直接言えないけれど、愛を持って家族に接しくじけない強い母を宮沢りえが演じている。

タイトルがちょっとクサいんだけどそれがまたいい味を出してるんですよね。

ちなみに私の中の感動作は「八日目の蝉」が一番だけど、この映画もトップ3に来るくらいは好きだ。

湯を沸かすほどの熱い愛の3行あらすじとネタバレ

注意※三行で結末まで書いてます。

銭湯の夫(再婚)と初婚で結婚した孤児の主人公。夫の連れ子を育て上げます。ある日夫は出て行き、主人公が病院に行くと余命わずかだと言われ、子供を立ち直らせてから本当の母の元に連れて行き、やりたいことは全部やって、でも死にたくない、そこで家族は一丸となり最後には風呂のボイラーで母を燃やしてしまう。

湯を沸かすほどの熱い愛のネタバレと感想

双葉(宮沢りえ)は銭湯を継いでいる夫と娘と暮らしています。

娘は夫(オダギリジョー)と前妻の子供でした。双葉に自分の子供はいません。夫婦で銭湯をしていたものの、夫が突然失踪してしまいます。

夫は失踪だけが問題なのではなく、それまでもかなり妻に甘えた生活をしてきていました。なので双葉はそれまでと変わりなく娘と生活することを続けていました。

しかしボイラーは特殊免許なども必要なため、夫が居なくなってからは閉めてパン屋にバイトに行っていました。

しかしどうにもめまいが収まらない双葉は病院に行くと、突然余命二ヶ月を宣告されてしまいます。

これまでずっと張りつめてきた双葉でしたが、それ以上に張りつめてしまいます。

まずは高校でいじめにあっている娘を立ち直らせるために、奮い立たせます。これからは双葉が居ないので娘を励ます人はいなくなってしまいます。

そこで娘に少々厳しいですが自立、一人でも立ち向かえるように仕上げます。

同時進行で探偵を使って夫を探し出します。すると夫は前の彼女に「あんたの子」だと言われて押し付けられて、彼女の家で子供を育てていました。幼稚園くらいの女の子がいました。しかし彼女は押し付けて失踪しています。

双葉は余命を告げ、その娘ごと家に帰ってこいと言います。

娘は母に苦労をさせた父が憎い上に、子供まで作って帰ったことを受け入れれません。

ある日高校生の娘がろうあの人を助けました。娘は双葉に何かあった時に使えるといいから。と言って娘に手話を習わせていました。

双葉は家族で銭湯を復活させ、子供たちにも働かせます。金を稼ぐ方法を教えているのでした。

その頃双葉は手の震えなど出てきますが病院でも手の施しようがないと言われてしまいます。

夫から転院を勧められるものの双葉にはそんな時間ない!と断ります。

やがて妹の事も受け入れる娘。だんだんと強くなっていきました。

なーんにもできない夫は双葉にできるこはないかと聞くと、エジプトに行きたいというものの「死んだら全部許してあげる」というのでした。こんなクズ夫のこと、誰でも死ぬまでは許さないですよね!

双葉はレンタカーを借りて娘二人と旅行に行きます。夫は銭湯を一人でこなします。途中夜中中血を吐く双葉。

しかしなぜ沼津?と思いますが、沼津から毎年「カニ」が送られてきていて、親戚のおばさんだと双葉は娘に嘘をついていましたが、本当の母親が送ってきていたのでした。

そして沼津の母の店に行き、カニを食べます。幸せそうにしている母を双葉は突然ひっぱたき、車に乗って娘にあれが本当の母だと告白します。

予測もしなかった言葉に驚愕した娘。しかし本当の母はろうあ者であり、双葉が手話を教え込んでいたのはこのことだったのか!と涙して母との時間を過ごします。

そこに迎えに来た双葉はついに倒れてしまい、病院に行き母の病気を始めて知る子供たち。

双葉はそのまま入院し、かつて自分の事を捨てた母の事を思い出します。

双葉の母は、また迎えに来るからねと言って着飾って双葉を施設に置いて失踪していたのでした。

その頃、夫の失踪時に頼んだ探偵から双葉の母が見つかったと連絡がありました。

どうしても一目見たい、本当は会って抱きしめて欲しいと願う双葉は探偵に連れられて家に行きます。が探偵が「本当の娘が会いに来ましたよ」というと拒否しました。

双葉が家の中をのぞいてみると、母の新しい娘とその孫が幸せそうに遊んでいました。自分の事を無かったことにして幸せになっている母を双葉はどうしても許せなくなり玄関の前にあった置物を窓に投げつけて割りました。

ある日、うなされながら病室で寝ていると娘からメールがあり、外を見て!と言われて這って窓まで行き外を見ると、双葉に関わっていた人が組み立て体操のピラミッドを作っていました。エジプトには行けないけど、みんなで力を合わせて頑張るから、俺(夫)が頑張るから心配するな!と言いました。

そして二か月後、娘に見守られながら双葉は亡くなります。

双葉の葬式が終り、霊柩車に棺桶を入れます。運転手はあの探偵でした。

そして火葬場には行かず、双葉の願いであった銭湯のボイラーで焼かれて、家族みんなで双葉の熱い愛のお風呂に入るのでした!

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双葉の頑張りにこっちもピリピリした緊張感が出てしまいます。

なぜこれほどまでに不幸の連鎖なのだ・・・!そして母とは、母性とは

まあいろんな母が居ていろんな家族があるよね。

泣いてしまう度満点 ★★★★★

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