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実際にあった事件で、看護師が故意に赤ちゃんを取り違えて、そのまま成長してしまった段階で取り違えが判明してこれからどうするかという映画。
そして父になる 3行あらすじとネタバレ
注意※三行で結末まで書いてます。
そして父になるのあらすじとネタバレと感想
エリート一家(福山雅治)は三人家族。タワマンに住み、専業主婦の美人でそつのない妻と今度小学生になる息子との三人暮らし。仕事も順調でホワイトカラーのエリートです。息子の事は妻に任せています!という旦那の典型。
そしてもう一方は代々続いた街の電気屋(リリーフランキー)。三人子供が居て、家も受け継がれてボロボロだけど家族との距離が近い。お父ちゃんも子供が大好き!という家族にとってはとてもいいお父さん。しかし金がない、見栄も張らない。
そんな二家族の子供が産婦人科で取り違えられていたことがわかります。
同時期に生まれた男の子。かたや特別室で生んだエリート一家。かたや集合病室の電気屋。何もかもうまくいかずにねたんだ看護師がわざとテレコにしたのだった。
そして看護師のその行為は【時効】になっていて何の罪にも問えない。
少しづつ元の親子に戻そうとするが、電気屋は箸もうまくつかえない、勉強もできない、しつけ(エリート一家から見た受験レベルにも満たない)もできてないように見える。
エリート一家の息子は馴染めない・・・がそこは子供。少しづつ馴染んでいく。が、賢いので家出して電車に乗って帰ろうとしたりとまあ色々ある。
エリート一家は気持ちの落としどころが見当たらず、それでも型通りに進めようとするが電気屋は気持ちが大事だという。が、貧乏くさい、エリート一家は身近にそんな人がいないので受け入れられない。
いっそ、二人の子供ごと引き取ろうと提案するエリート一家。馬鹿にしてるのかと怒る電気屋。
6年間一緒に暮らしてきたという事実が、感情を困惑させてしまうのでした。
一方で、エリート一家も本当の息子に血のつながりを発見してしまうなどありますが、いかんせんどの選択が一番なのか決断できない。
というわけで、子供にとって一番の選択をし、自由に行き来できる「自由」を親が与えてやることで決着が付きます。
親が与えられるものは、自由なんですよね。選択の自由がこの二つの家族の場合少し早く来てしまっただけで、私もこれがベストではないかと思います。
この映画を見ながらずっと、自分ならどうしようと考えていたのと
先に見た凶悪のリリーフランキーとピエール滝の後味の悪さで頭が混乱して正直、取り間違え・・・しか頭に残らなかった。
感動作品のはずなのに、凶悪のインパクトが強すぎる。どうしてくれよう、この気持ち。こっちの方が気持ちの落としどころがわからない。
たぶんこの二本はどっちを先に見ても、同じ感想になると思う。
対極を同時に演じることができるリリーフランキーの柔軟さがよくわかりました・・・。