マンガ 思春期 気持ちの埋め方 衝撃的

軍鶏 の漫画のネタバレと感想

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軍鶏の話を一行でお願いします。

と読んでる人に尋ねたら

「妹のために生きる男の話」

と返ってきた連載当時。

嘘喰いが終わった後、軍鶏を読んでいると話が深すぎて一行にまとめた人に文句を言いたくなった。

終わりの方がちょっと「うーん。」となるものの、面白いのは面白い。

結局、やりたいように好きなように生きることはできない。一人ぼっちで生きて行くのは不可能なのだ。と言われているようでこの年でもちょっとモヤモヤしてしまう。

軍鶏の3行あらすじとネタバレ

注意※結末まで書いてます。

親の愛に潰されそうになった少年は両親を妹の目の前で殺害。少年院に入った少年は空手に出会い、少年院から出てからも強いものに牙を向けて生きていた。妹は自分のせいで覚せい剤に溺れ、妹を生かすために地下格闘技に入りつつ熟女の下僕となる。少年は派手なケンカで死んでいくがそこでやっと木となり森となり本当の意味で自由に生きることができる。

自由ってなんだろう…。

軍鶏のあらすじとネタバレ

ある晴れた昼下がり、成島亮という少年はナイフを手に持ち妹の見ている前で、両親を滅多刺し。そのまま死ぬまで刺し続けて殺害します。

ねっとりとした両親からのある意味毒親な育て方が問題でした。

「親殺し」として少年院に行き、いじめに合います。

(大体だけど男は親の愛情に飢えているから犯罪を起こすため、少年院だと親殺しは一番のNG。女だと子殺しがNGという感じです。)

壮絶ないじめに耐えるために、亮は少年院に空手を教えに来ていた黒川に教えを乞う事にし、過酷な修行をし見事にいじめを克服します。

空手を知った亮はぐんぐんと伸び、心の闇も克服するのかと思いきや、心の闇が深くなるばかりでより危険な事にまで突っ込んでいくようになります。

やめときゃいいのに、なぜ彼はそこまで突き進むのか。

そして、空手の大物などに挑み、格闘技大会にも出ます。

ステロイドを使って上の級にまで挑みます。

戦わなくては相手と分かり合えないのです。心が通うのは、戦いとなり寿命を縮めて行きます。

その頃、少年院にわざわざ「お前のせいで私はこれから地べたを這うように風俗で生きて行く」と宣言しに来たっきり行方不明だった妹が見つかります。

妹は覚せい剤でズタボロになっており、亮は妹を引き取ります。

途中で出会ったトーキチも亮のために左手を失いますが、かいがいしく妹の世話をします。

何はなくとも、格闘技は金にならない。という事で、亮は地下格闘技をしつつ、熟女に体を売って生活していきます。

中国、日本とどこででもすることは同じです。というかできることがそれしか見当たらない。

高校中退の犯罪者という身分ですが、亮はもともと進学校に行っていたので頭はいいのですが親の愛情の押し付けゆえに、生きて行くという事は教えてもらえなかったので自分だけで切り開いて行っている形です。

そのまま行けば、東大確実だと言われていましたが、自分の意志はことごとく親に潰されておりそのまま行けば、親に(自分を)殺されて死んだように生きていたでしょう。

でもたぶん、親を殺した後悔はしていないと思いますよ。

殺してもまだ親の呪いがまとわりついている感じなので、相当うざかったのでしょう。

そしてある日出会った、発達障害の少女が亮の絵(?)を書いてくれます。

今にも死にそうな絵でした。

その時健康だった亮は一喝するものの、なぜかトーキチと妹が住んでいる自分の家に連れて帰ります。

この家も豪勢だったんだけど、妹の後遺症でボロボロに。豪勢な家を借りるあたりが、中卒っぽいなとリアルな感じがしました。人目につかない場所に借りなければ妹の療養ができないと考えたのかも知れませんが、浅はかすぎる。

その発達障害の少女の親もまた毒親で、少女を連れ去ったとして最強の何でも屋を雇い、亮を殺しに来ます。

この何でも屋もまた闇が深い兄弟ですが、最後に亮が勝ち、家に帰ろうとしますが森の中で死んでしまいます。

亮の前にニホンカモシカがやって来て、亮は最後に一人にしないでくれ。という本音であろう言葉を渾身の力で願います。

しかし亮はそのまま森で木となり森となります。一人ぼっちではなくなったのです。亮の願いはかなえられ、おだやかに暮らします(想像)。

守るものが増えると弱くなるという本質を描いた漫画でした。

1人でも生きていけると思った亮は、頼られる側、守るべきものができたことでつぶれてしまいました。

帰りを待ち続けている亮の家族はどうなるのでしょうか?

落ちるのが好きな人はきっと好きな漫画です。34巻一気見がおすすめです。

最後に「すくいようのないどぶ」だと言われますが、それでいいという亮の返事が最後の最後の「ふんっ!」という事なんでしょう。

最近のアンチヒーローは、最後にゴミみたいに亡くなるのがデフォなのかな?

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二回目を読んだ後思ったこと

子どもが自分の意志を持つことを親が徹底して潰していると、精神的成長が無くなって意思を持つことを辞めてしまう。親のマネして生きていれば正解だという事を洗脳されるし。

意思を持つという事は、自分で考えること。すなわち自由なんですよねー。

でも、そんな時間もったいないから(だって私たちを見ていれば正解って思うでしょ?的な強要、圧迫。)、勉強させたいから、子供の意思を潰して下手に精神的に成長するのを止めているってことなのかな。

こういうの毒親って言うんですよね。成嶋亮は最後まで親の呪縛に苦しめられたってことですよね。

親も間違っていない!と思ってやってるのがまた、癖が悪い。自分の所有物であろう子供に執着しすぎる親もまた毒親だろう。

子供のやりたいようにさせてやるというのは、実際にやってみるとかなり難しいけど、子供にも人生がある。親も子供が違う人生を歩めば、応援するのがホント。悲しむのは少しの間だけ。

会うたびいつも愚痴って来る粘着質な親は、そこに『執着』がある。遺伝を断ち切る勇気が子供に必要になってくる。粘り強さを履き間違えているのか、思うようにならなかったことなどないのか。結局ひつこい人が勝のか。

子供が親の思うまま進めばば、『だって彼女は頭が悪いから』みたいな、偏った世間知らずの坊ちゃんになる感じ?

それとも亭主関白きどりの甘えた坊ちゃんが嫁を潰しにかかって、いい所だけ取って行くような最低な人生を歩む感じ?

世間の女性はそんな男に人に対して余裕を持って「甘えん坊ですね☆」とはなかなか思えないですよ。

自分の子供には勉強だけでなく、もっと心を触れ合う経験を持たせて精神的な自由を少しでも与えようと思った。

ちなみに映画にもなっています。

映画.com 軍鶏の作品情報より

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