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桐野夏生原作の東京島。元ネタはアナタハンの女王事件という32人の男と一人の女が無人島で五年間生活した実話である。一人の女を取り合いして殺人までしてしまうとなるとどんな美女かと誰もが思ったであろう。まあ顔も載ってるのでwikiでも見てください。
そんな事件を桐野夏生らしく小説にした後、映画化された。
撮影は沖永良部島と徳之島で40日行われたのだった(これもすごい!)。
クリックするとGoogleマップに移動します。いいよね。Googleマップ。家に居ながら解放感が半端ない。
東京島の3行あらすじとネタバレ
突っ込見どころ満載!
東京島の映画のネタバレと感想
清子(木村多江)は子どもの居ない夫婦でした。結婚20周年記念にブルジョアな夫とヨットで旅行に出ます。
しかし嵐に巻き込まれてしまい、無人島に流れ着きました。
二人で無人島で救助を待っている時、与那国島でバイトしていたもののバイトが嫌で逃げ出してきた16人の若い男たちがやってきました。
そこから清子は唯一の女ということでチヤホヤされだします。が、夫がいるということで手出しはなかなかできませんでした。
しかしある日、清子の夫が崖から落ちて死んでしまいます。
次の清子の夫は若者の中で一番強い男でした。
その頃中国から密航の男6人が東京島にやって来ます。
そして清子の二番目の夫も崖から落ちて死んでしまいます。(誰かが殺したともいう)
次の清子の夫は「くじ引き」で決めることになりますが、当たったのは記憶喪失の頼りない男でした。清子は無人島でもたくましく生きている中国人たちに興味が出てきます。
清子はしれっと中国人たちに交じり、脱出をしようとしますが失敗してまた東京島に帰ってきました。夫もドン引きだったものの、清子が妊娠していると聞いてもてはやします。
この頃、清子は東京島の王女に君臨しています。
そこにフィリピン人の女6人が東京島に来ました。ボートの修理が済めば出て行くという事で、フィリピン人たちにおなかの子は中国人の子供だと言い、清子は再び中国人に寝返り一緒に暮らし始めます。
そして清子の陣痛が始まり、フィリピン人たちに助けられて出産しますが子供は双子の男の子でした!
東京島の男たちはお祭り騒ぎです。
そしてフィリピン人たちのボートが直り、清子も乗せてもらおうとしますが乗れるのは清子と子供一人だけ。清子は子供二人を乗せてもらうか、自分が乗るかで悩みます。
そこに日本の男たちが清子の計画を阻止しにきて子供一人が取られてしまいます。そのまま清子はバタバタと子供一人とボートに乗り込みました。
子供の10歳の誕生日、フィリピン人のひとりと清子は連れて来た子供を立派に育て、誕生日の外食をします。
そこで、清子は実は双子だったという出産の過去を思い出し、子供に東京島の話をします。清子はあの日々がすでに過去であり、戻れない日々なのです。
その頃、東京島では置いてきた子が王子となり立派に君臨しているのでした。
おしまい!
いくらなんでもこの日本で遭難したままなんてありえるのか。
そして清子はなぜ、東京島の事を警察なりに言って救助しなかったのか?と謎の残る話でした。
しかしストーリー的にはとても面白かった(笑)
役者もみんな必死のサバイバル感がとても出ていて、大変お疲れ様です。という感じ。見てるだけなのにドッと疲れちゃう(笑)
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